高級ミニバンといえばアルファード、ヴェルファイア!
使い勝手や快適性はもちろんのこと、存在感のあるスタイルや多彩なオプションも相まって、今やセダンのお株を奪う高級車としての地位を築き上げています。
このように日本のミニバン文化は、もはやこれまでの高級車像までも塗り替えています。
翻って海外、特に欧州ではミニバン=商用車、もしくはそれベースの必要最低限の小型バスという意識が強く、ミニバン文化が今ひとつ人々に根付いていないように思えます。
※唯一と言っていいのはメルセデスのVクラスですが、こちらもベースがあくまでバンらしく、アルファードに乗り換えた人のお話によると、「
乗り心地がひどかった」とのことです(Vクラス乗りの方、申し訳ありません)。汗
では、欧州メーカー勢は高級=セダン(最近はSUV)にこだわり続けているだけだったのか?
否!
実はそこに一石を投じた一台が、イタリアの高級車メーカーにいたことをご存知でしょうか?!
その名は・・・
ランチアゼータとその後継者、フェドラです。
ゼータ
フェドラ
ご覧の通り、華やかでありながらも上品なスタイリングが、いかにもランチア製高級車という雰囲気を漂わせています。
また内装もランチアらしく、ウッドやレザーを多用した優雅なもので、まさにプレミアム!
(写真はフェドラ)

(写真引用元:https://levolant.jp/2023/02/07/278661/gallery/0/)
ですが実はこの2台、なんと「ユーロバン」という、
現在のステンランティスもびっくりの、シトロエン・フィアット・プジョー・ランチアの共同で開発された、ミニバンプラットフォームが基盤となっています。

詳しくはこちら:https://ja.wikipedia.org/wiki/ユーロバン#2代目(2002-2010年)
作り分けも各ブランド上手くしてあり、ラグジュアリー路線のランチアを筆頭に、
シトロエン:ユニーク
フィアット:シンプル
プジョー:スポーティ
な印象となっています。
トヨタ的な絶妙な兄弟車手腕ですが、すでにステランティスへの野望は始まっていたのかもしれませんね(
そんな訳ない)。笑
では、セールスの方は?というと
やっぱりあまり各車種大きな販売力を見せることはなく、今回取り上げた
ランチア版に至っては、万年販売台数ビリッケツという目も当てられない業績のまま、ひっそりと2010年に販売終了となっています。
と、いうことで結論・・・
欧州は「高級・快適なミニバン」を頑張っても、「でも所詮バンだろう?」と真顔で返されてしまう「修羅の国」ということが分かりますね。(暴言)
今回取り上げたゼータ/フェドラもあと10年後に日本で出ていればある程度売れていた“かも”知れません。ただし、ブランドネームが日本ではマニアの間でしか知られていないので、やっぱりダメだったかも知れません。まずはブランドネームが大切だと思いました。(小並)
おまけ
ちなみにプジョー版(プジョー807)のコンセプトモデルですが、2003年に発表されたGrand Tourisme Conceptは、まさにアルファード・ヴェルファイアのエクゼクティブラウンジ、ひいてはレクサスLMを彷彿とさせる、移動する社長室とも言うべき豪華さ・広さがあります。
(参考:https://www.netcarshow.com/peugeot/2003-807_grand_tourisme_concept/)
やっぱりユーロバンは色々早すぎた感がありますね。でも、そこが好きな点でもあります!あと、ちょっとは日本のミニバン開発に影響を与えたかも知れない、と思うとロマン(
妄想)があります。
Posted at 2025/09/04 00:09:44 | |
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早すぎた〇〇 | 日記