2010年06月22日
ある所に、お肉の大好きな男がおりました
彼は昔、とても美味しいお肉を食べた事があり、それ以上のものは無いだろうと、ずっとこだわらずに普通の物を食べていました
しかしある日、ふとしたことから美味しい焼肉屋さんに出会い、家から遠くても通うようになりました。
男が昔食べた最高の味とは少し違う焼肉ながら、店主の一生懸命な人柄と、自分が昔食べた味を再現しようとしてくれる熱心さに魅かれ、すっかりファンになっておりました
通いながら自分でも色々研究するうち、昔の味を再現できるヒントを得ました
そこで男は店主にこう言いました
『他の店は、タレにね、隠し味に○○入れてるらしいですよ?ここでも作って食べさせてもらえませんか?』
すると店主はこう言いました
『それを入れたら美味しいでしょうね。ただ、私も最高の隠し味を見つけたんでそちらを先にお召し上がりいただけませんでしょうか?』
ここで、この店主が横柄でわがままだと思うでしょうか?
この後、店主はこう付け加えました…
『あなたに美味しいものを食べさせてあげたい。でも○○を入れるより、△△を入れる方が美味しいと思うんです。ご希望を聞くのは簡単ですが、職人のプライドにかけて、あなたに間違いなく美味しいものを食べていただきたいのです』
男はにっこり笑って店主のお勧めに従いました
頭の上で悪魔がささやいています
『馬鹿な男だ。店主のいいなりになれば、高いお金をむしり取られるだけなのに…昔の自分みたいに…』
それでも男は店主に任せました
最後まで、自分が信用した店主にトコトンやらせたい
それで、もしダメな結果が出たならば、また作り直せばいいだけのこと
余計な口出しをするよりも、全て任せようと思ったのでした
いい味になればいいなぁ(^-^)
心配して下さる方、応援して下さる方、たくさんの方に出会えて幸せです♪
ご心配無く!僕は楽しんでやってますよ!!
※このブログはコメント不要です!あ、反論も不要です(爆)
Posted at 2010/06/22 22:40:41 | |
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