ＪagurＸ３０８のブログ一覧

昨夜は家内と娘が二人で蛍見物に出かけ私は留守番をして
おりました。（大切な愛犬のお世話がございまして）

一時間も経ったでしょうか今日は早いお帰りで二人が・・・・

「今日は蛍あんまりいなかったの？」と聞く私・・何か変？？？

憮然とした表情で家内と娘が
「本当に信じられないわ！あの人たち！それも元教師なのに！」
娘も普段は温厚ななのに
「本当に許せない！まったく何を考えてるんでしょう！」怒り
心頭のご様子でございました。

良く話しを聞きますと丁度川に着きましたら川底からハシャグ
子供と大人の話し声が聞こえてきたそうです。不思議に思い覗
き込むと大人の男女と子供が３人で網を持ち蛍を捕まえている
真っ最中でした。

「止めて下さい！」「蛍を皆が楽しみにしてるんですよ！」
「２週間しか命が無いんです。一生懸命に光っているんだから
　そっとしておいてあげて下さい！」

　　普段大人しい娘が必死の思いで声を出したそうです。

「ここの蛍はワシが放した物じゃ！どうしようと勝手じゃ！」
「グツグツ屁理屈言うな！」男性が怒鳴りました。

普段なら争い事の嫌いな娘も何時も楽しませてくれていた蛍を
想うと我慢できず
「お孫さんの楽しみの為に籠に入れて持って帰るくらいなら
　後数日しか生きられない蛍の命の大切さを教えるべきじゃ
　ないんですか？」
「籠から出して放してあげて下さい。お願いします！」

「ゴジャゴジャと五月蝿い奴だな！何処の誰な！言うてみい！」
「この辺のものなら知ってるだろう！ワシは○○と言って校長を
　していた者じゃ！」

「知ってます！私、お宅の前の○○の娘ですから」「確か奥さんも
　教育者でしたよね？だったらなおの事お孫さんに自分達の楽しみ
　の為にこんな事をすべきじゃないとお教えになるべきじゃないん
　ですか？」

「ほんまに五月蝿い奴だな！もう良いわ！後でお前の○○に℡する
　からな覚えとけよ！」

と言うと腹立たしそうに籠を逆さにして蛍をふるい落とすと立ち去
って行きました。

帰ってきた娘は
「お父さん℡無かった？ごめんなさい！お父さんに迷惑かからない？」
私、笑いながら
「かかってなどこないよ！裏の○○だな腹立ち紛れに子供の喧嘩だね」
「心配しなくても良いよ。父さんに℡何かようかけてこないさ！」
「自分が悪いのは良くわかってるからね。父さん相手に℡出来るほどの
　人間じゃないしね」

しかし裏の方　高校の校長を勤められ奥さんも先生をされており息子
さんも現在先生・・・どうなんでしょうね。昔先生は聖職と言われて
おりました。敬われ尊ばれ尊敬され・・・・でも現在は先生も人の子
一人間でしか有りません。

それはそうでしょうが　人を教えると言う事は人を育てると言う事だと
思うのですがね。ただただ受験の為の手段を教えそれで良いのでしょうか

でも少々心配です！娘さん下手に正義感が有りすぎて世の中変な奴沢山
いますからね。「そんな事止めろ！」とも「やれ！」とも言えない心境
でございます。

昨晩は天気も良く月明かりの中を秘密の場所に蛍見物に
行って参りました。

　　本当に静で水の流れの音だけが唯一の・・・・・

川の草の間からのあちらこちら小さな蛍の光がとっても
幻想的でした。数十分後一斉に飛び交いだした蛍達の光
の乱舞に家内と娘と三人何時までも見とれておりました。

卵から成虫になるまでに一年余り　女性にアピールする
為にピカピカさせながら伴侶を求め・・・２週間の短い
一生でございますね。

だからあんなに寂びしそうな光なんでしょうか？それとも
短い一生を必死で光り輝いて子孫を残そうとする命の・・

楽しい一時を過ごし徒歩で数分の帰宅中に家の門の前の
水路で娘が
　　　　　　　「アッ！蛍がいる！」
何と群れからはぐれたのか蛍が一匹　暗闇に中で小さい
ほのかな暖かさを与えてくれました。。。。。

とっ！家内がすかさず
「蛍にもはぐれ者がいるのね。」「きっと名前は・・・」
娘も一緒にご唱和で
　　　　　　
　　　　　「show蛍に間違いないわね！」

お前えらなぁ～いい加減にしろよ！と言いたい所でしたが
言葉を飲み込みました。

間違いございません！家族公認の誰もが認める・・・・・

　　　　　はぐれ者でございます。（滝汗）