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納車から2か月経過し、走行距離は2000kmほどとなりました。街乗り200km程度、バイパス・高速で1600km程度、峠などの山道で200km程度走りました。
【走行性能】
・サーキットで楽しむことを前提で作られた車
走行性能は、必要十分です。車の基本性能、「走る」、「曲がる」、「止まる」の3要素が全て高いレベルにあります。
カタログ数値だけみると、馬力、トルクともに、最近の車にしては、決して高いものではないですが、サーキットに行かないのであれば、むしろ高すぎるくらいです。公道でアクセルをベタ踏みできる機会は限られています。
正直なところ、サーキット以外で、この車の性能をフルに使いこなすのは、無理でしょう。高速の入り口で、2速100kmで7000回転オーバーまで引っ張れますが、その時くらいしか、回す機会はあまりありません。
いわゆる峠においても、イニシャルDのように時速100km以上で走れるわけではないですし、年齢的にもなかなか厳しいこともあり、せいぜい2速50km程度でコーナ―を曲がる位です。
多くの方にとって、車は一つの目的だけで購入するわけではないものですが、サーキット以外で純粋に走りを楽しみたい方であれば、ロードスター、S660などの方が良いかもしれません。ちなみに、私の場合は、それらはあまりに狭すぎることと、走り以外の実用性を考えてGR86にしました。
・楽しい車
しかし、仮にこの車の性能をフルに引き出すことができなくても、楽しむことはできます。
限界性能で走ることができなくても、GR86に乗っていると五感に訴えてくる場面が多数あります。
ちょっとしたコーナーであっても、剛性感の高さやコーナーリング性能の良さを感じることができ、それらが運転する楽しさに結びついていきます。
また、フラットトルクの恩恵も大きく、加速感も鋭く感じられます。いわゆる0-400の数値は、高性能スポーツカーに比べると大したことはありませんが、必要十分というか、むしろ鋭すぎる加速をしてくれるので、コントロールに困るくらいです。
峠においては、法定速度域であっても、ブリッピングをして2速に落とすなどの楽しみ方ができます。ヒール&トゥは、やるなら、かかとではなく、右足側面でアクセルを踏む感じで少しコツがいるので、結構難しいですが、できなくはありません。
【デザイン】
・外装
外装デザインは、素晴らしいですね。運転席から見えるヘッドライト部の盛り上がり部分も非常に美しいですし、リアフェンダー部分の造形も見事です。
大きな不満はありませんが、テールランプの形状が、スバルのレヴォーグっぽく、好きではありません。
・内装
内装デザインのコンセプトは良いのですが、各パーツの材質にプラスッチックが多数使用されていて、最初に見た時の印象は「安っぽい。」という感じでした。また、メーター類の計器も、デジタルメーターで同様に子供っぽいという印象を持ちました。
実は、納車前に、納車されたらグラージオ・シーオーのパーツで内装を変えようかとも考えていたのですが、納車後の今、考え方に少し変化が生まれています。
デジタルメーターの安っぽさは相変わらずですし、樹脂感丸出しという事実も変わらずですが、「それはそれでありかも。」という考えになってきたのです。
GR86は、AE86のオマージュとして、走るために生まれた車ですから、内装の安っぽさも、これはこれでよいのかもしれません。アッパー400万円の車で、走行部分に大きくお金をかけている以上、内装にお金をかけられないのは、ある意味仕方がないですし、むしろそうした車の内装を豪華にすることも、車格となんだか合っていないように感じています。
とりあえず、エアコンとナビ回りだけ、セカンドステージのピアノブラックのパーツを付けておきました。
【実用性】
・街乗り、燃費
燃費は、走り方に大きく依存しますが、街乗りであっても、5速、6速を上手く使えば10km/l程度で走れます。高速域では、15km/l以上も可能です。
もちろん、走りを楽しむために回転数を上げて運転をすれば、燃費は大きく落ち込みます。
街乗りの実用性は悪くありません、全幅1800を切っていますので、取り回しで困ることはあまりありません。
唯一困るのが、どこかの敷地に止めた駐車状態から出車する際です。アイポイントが低いことは、普段は全く気にならないのですが、大抵、右側にフェンスや壁などがあることが多いために、右側がフェンスで隠れ、敷地から出る際に車線が全く見えないことが多く、少し気を使います。
・ロングツーリングカー、デートカーとして
GR86のシートは良くできています。長距離を運転しても疲れないため、長距離の運転は苦になりません。
一方、デートカーとしては、いまいちです。
GR86は、基本、一人で運転する車かもしれません。足回りは固めですし、車内も狭く、アイポイントも低いため、同乗者が車に興味がある方であれば一緒に楽しむこともできるかと思いますが、そうでないのであれば、不興を買うかもしれません。うちの息子(中2)などは、軽のルークスの方が良いと言っています。
さらに致命的なのは、ロードノイズの大きさです。グレードRZはミシュランタイヤを履いています。路面状況にも左右されますが、低騒音舗装ではないコストが低いアスファルト舗装の場合、高速で時速100km弱であっても、同乗者の声が聞きにくいことがあります。結構な大きさのノイズがあります。
タイヤを変えれば少しは良くなるのでしょうが、車の性質上、エコタイヤを履くわけにはいかないでしょうから、やはり、一人で運転を楽しむ車なんでししょう。
【総評】
結局のところ、GR86は、もともとがサーキットを走ることも想定され作られた車であることもあって、サーキットに行くか行かないかで、その楽しみ方にまず大きく差が出る車かと思います。
しかし、サーキットに行かなくても、色々な楽しみ方をすることができるため、大人が楽しめる優れたおもちゃのような車でもあります。
また、人気車であることもあって、アフターパーツも多く存在し、マフラー、ホイール、タイヤなどを後付けする楽しみもあります。
つまり、そうした楽しみ方をできるかどうかで、大きく評価が変わってくる車かもしれません。
Posted at 2026/02/23 15:33:14 | |
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