最近のヨーロッパはギリシャの借金踏み倒しからドイツではワーゲンが今にも崩壊しそうで、フランスではテロが起き、空を飛ぶ旅客機が墜落し、欧州全体では難民の流入とその軋轢に打開策が見出せず近年稀に見るフォースの暗黒面に陥り掛け状況。
「もうこれは大英帝国()の復活に望みを託すしかないな」と冗談なんだけどそんなセリフまで出る位。
ってかイギリスってそういうポジションなの?
そんな最近、自分はようやく「住民カード」を発行。
住民登録は完了しているのですが、希望する人には5ユーロでカード発行してもらえます。
この住民カード、日本だと様々な場所で言われる「身分証か何かお持ちですか?」で使う運転免許証だとか保険証だとかの役割を担っています。
これさえ持っていればイタリアでの買い物や各種契約、様々な状況での自身の証明に使えます。
イタリアでは一番効力強い...のかな?
とっても大切な切り札的な一枚。
んで、このカードを発行してもらおうとしたのですがコレが長かった。
まず必要書類の回収。
「この書類を用意して来て」
揃えて持ち込む
「〇〇の書類が無いので出直してきて」
前回はそんな事言われなかったけど?
「法律変わってるんよ、伝え忘れじゃない?」
(;゚Д゚)エエー
改めて書類を纏めて持ち込む
「この書類にハンコが無いから出直してきて」
前回はそんな事言われなかっt(ry
判子押して貰って出直し
「ハンコが綺麗に押されてないからもう一回貰ってきて」
( ´゚д゚`)エー
書類突破、もうここで心折れそうになる
「住民カードには証明写真が必要だから撮って用意してきて」
用意して持ち込む
「メガネ掛けてる状態の写真はだめなんだよねー」
パスポートも滞在許可証もメガネ有りの顔写真なんですが...
仕方なくメガネ無しの証明写真をもう一度撮り、トライ。
「おでこが髪に隠れすぎてるんでダメ、取り直して来て」
( ゚д゚)・・・・・・・・
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )ハァ?
もう開き直ってメガネ無し・オールバックに近い状態の写真を持ち込む。
「なんでメガネしてないの?」
おいいいいいいい!!!!!
カクカクシカジカ説明中
「きっと対応した職員の気分がそんな感じだったのよ、はいカード」
受け取った際の職員(おばちゃん)に最大級の笑顔でありがとうと伝えたのは言うまでもない。
まぁお役所がNOと言ったら覆らないのは大体どこもそうなので、根気よく・愛想良く。
ねんがんの 住民カードを てにいれたぞ

住民カード:Calta di identita(カルタディイデンティタ)
え?紙?
そうですよ、紙です。外国人滞在者なんだから紙でいいでしょ的な。
そんなイタリア人の住民カードはプラです。まさに住民カード。
この二つ折りの小さな紙にイタリアに登録されている自分の情報全ての手がかりとなる番号やら何やらが記載されています。
因みにこのカードは10年間有効です。
郷に入っては郷に従えとは言いますが今回はそんな一面を見た気がします。
因みに英語圏でも
「ローマにいるときにはローマ人がするようにせよ」(When in Rome, do as the Romans do.)
と言うことわざがあります。
やっぱりイタリアじゃないか
Posted at 2015/11/21 14:04:06 | |
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イタリア | 日記