CAR DETAILのブログ一覧

　　ツッタカター☆

せめて乗り物ぐらいは













間違えんよーにしたいもんよ。。







(ｏ￣∀￣)ノ”ぁぃ

今問うべきなのは。







クルマが何をしてくれるか、なのではない。

クルマに何ができるか、なのだっ。

つまり問われているのは、

ドライバーである911パイロットの権利責任意識およびその能力の成熟であり、、、


(￣∧￣)

「いい趣味を持つことを贅沢とは言わない。」







　中々ゆーねぇ、にーさん♬

(･｡･)y─┛~~

　　












じゃ県お好み市。

長引く不況に疲れ果てた症状は、この地方都市にも発症し始めている。
不況病状に蝕まれつつあるここじゃ県お好み市、闇の利権獲得闘争は、
そのままお好み焼き市場の支配権を巡る闘争そのものと言っても言い過ぎではない。
群雄割拠するグループのなかでも、今日一際その組織力を拡大しつつある２大勢力がある。

地元での長年に渡る活動歴を背景に盤石の支配体制を敷く「饂飩組」と
日本上陸の活動拠点を当地に定めた新興海外シンジケート勢力「Grano saraceno」。

春先特有の不安定な天候のここじゃ県お好み市に、
漆黒の1989年型PORSCHE911carrera3.2がとどまる理由がまさにその闘争にある。
磨き上げられたその車体は黒曜石を連想させ、排気管から弾けるその暴力的なサウンドが
機関部の戦闘力を保証するこのモンスターマシンを駆るドライバーこそ、
今回の闘争劇に欠くことのできない中心的な役割を果たすことになる。

はたして２大勢力闘争の助っ人なのか、
あるいは身分を隠した秘密警察の特別捜査官なのか。

降りしきる春雨に煙るPORSCHE911carrera3.2のサイドウィンドウ越しに
微かに伺える彼の横顔からその人物を特定することは困難であるが、
きつく結んだ彼の唇の端からは、
彼のお好み焼きに対する日本狼のような執着心は容易に察することが出来る。

しっかりした手応えのイグニッションキーを右に回したあと、
弾けるような始動時のサウンドを辺りに吐き出したその刹那に、
このドライバーの唇の端がかすかに歪んだように見えたのは、
速度無制限アウトバーンをその舞台にするシュツットガルトの狼911carrera3.2が
先行する獲物を見つけ牙を剥くその雰囲気になぞらえたのかもしれない。

ただ、最高速を競うのならば９１１より優れたマシンは珍しくはない。

あまたある個性的なモンスターマシンの中から、
なぜこの９１１が彼によって選ばれたのか。

それは今後の彼の行動から推察するしかないのだが。

1989年型９１１特有のオルガン式クラッチペダルを左足で踏み抜き、
９１１のトランスミッションとしては手応えのある
ボルグワーナー製G50MTのシフトノブを右手で軽く握りロー・ギアにエンゲージ。
一切のアシストのない１９８９年型911carrera3.2のステアリングを、
まるで団扇でも振っているかの如く易々と回し。

鼻先を向ける先に彼が見つけた獲物の幸運を祈ろう。


- 続く