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今年のお正月は寒さが厳しく、三重でも何年振りかで雪の舞う三が日となりました。

そんな中、ワタシの生まれ育った地元では伝統の獅子舞の門舞い（かどまい）が行われています。





平安末期、当地に悪疫が流行した際に、病魔退散祈願のため朝廷より奉納された獅子舞祈祷によって病魔は終息したと云われており、以来四年に一度、元旦から三日まで氏子の家を訪ね歩く神楽祈祷の「舞い行脚」を行うようになりました。現在全九舞が保存会によって受け継がれ、約八百年の伝統を誇ります。（抜粋）

獅子舞は氏神の尾前神社（おざきじんじゃ）に祭られています。

二日の朝、実家に行く途中の街道で、この獅子舞の列に遭遇しました。
「おお！久し振り、懐かしい！」
実はワタシも幼少の頃この獅子舞行事に参加したことがあるのです。
正月早々縁起が良い♪と機嫌良く実家に着くと、父親が
「カメラもってないか？今日、ウチに獅子舞が来るんや」
「なにぃ～～～？！(゜ロ゜)!!!　聞いてないぞ！」

実家は一昨年建て替えをしたばかりで、舞ってもらうよう申し込んであったとか。
前日（元旦）にも顔を出したのに一言も云わず、当日直前に言うなんてなんともウチの親らしい。(^_^;)
急遽、獅子舞撮影会となりました。

この日は午前中20軒、午後20軒回るとのことでした。ウチの番は午後。
待ちかねて少し先の家に見に行くと・・・おっ！やっています！
獅子2舞に笛が4人、太鼓が1人います。
演じるのはもちろん地元に住む氏子たちです。





舞が終わるとまた次のお宅へと笛や太鼓を鳴らしながら向かいます。







そしていよいよ我が実家へ。




是非ともここは映像で残しておこうと、始めから終りまでスマホでビデオ録画しましたよ♪
＼(^o^)／ﾔｯﾀｰ

の、ハズでしたが・・・
あとで確認したら、どう頑張っても再生できない！そんなぁ・・・(￣□￣;)!!ｶﾞｰﾝ


仕方なくご近所での舞を撮影したので載せておきます。

祈祷される家の玄関の方を睨み・・・





「カッ！」っと気を吐きます。







写真では伝わりづらいのですが、近くで見ると結構迫力あります。



今回は聞こえませんでしたが、昔はよく獅子同士で頭をぶつけて「ガツン」と音を立てていました。





かつて幼少のワタシがさせていただいたのは「口取り（くちとり）」という役。
獅子の回りで竹で出来た楽器を「シャッ！シャッ！」と鳴らしながら踊ります。



カッコイイじゃないですか！
当時の自分自身と重ね合わせて見てしまいます。(*^^)v



背中に天狗の面、頭には鶏を被りますが、たしかこの鶏がずり落ちないよう結構強く縛り付けられるので頭が痛かったように記憶しています。




口取りも獅子と同じで二人いて、同級生同士で演じていました。
相方のそのカレは今も地元に住み続け、今では太鼓を叩いています。



ワタシもここに残っていたら、今頃は見る側ではなく、笛でも吹いていたのでしょうか・・・

しかしこの寒空のもと、演舞される皆さん、本当にご苦労様です。



オマケ画像で実家に連れてきたチワワを。



めったに家から出ない臆病者なので、妹が連れてきたウサギが怖かったようで・・・





この有様でした。(^_^;)