モーターショー関連でいえば、またひとつ衝撃的なニュースが飛び込んできましたね。
すでに『carview』で報道されているけれど、ホンダが今年9月に開かれるIAA=フランクフルトモーターショーに参加しないと表明したとのこと。
ホンダといえば、創始者たる宗一郎御大が外向きな考え方の人だったから、日本のメーカーでどこよりも早くモーターサイクルGPや四輪のF1GPに打って出て、そのことがかなり大きな効果になって今日のポジションを確立したというイメージが強いので、例えば三菱が同様に今年のフランクフルトを欠席するというのより、僕にはずっと衝撃的な事実に思えるのであります。
上の写真にあるホンダS800なんか、1960年代からヨーロッパのショーに華々しく出展され、実際にけっこうな台数が輸出されて、ホンダツインカムの唸りを上げながら元気にヨーロッパの道を走っていたわけだし。
その代わりドイツで燃料電池車「FCX」の走行実験を始めるとアナウンスされているように、ショーを欠席することによって浮く資金をもっと有効なところに使うということなのでしょうが、F1撤退といい、フランクフルトショー不参加といい、ヨーロッパにもしっかりと根を張っていたはずの足をちょっと浮かせて、軸足をますますアメリカ寄りにしているようにヨーロッパの人々から受け取られやしないかと、老婆心ながらちょっと心配する次第であります。
もちろん、フランクフルトショーの直後には東京ショーがあるので、僕らはホンダの将来に対する展望をそこで見られるわけではありますが・・・。
Posted at 2009/04/02 13:23:27 | |
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