昨日、一昨日の週末は、けっこう多くの時間を 1962年356B Super(75GT) と過ごしました。
まず土曜日のお昼過ぎ、外苑前のイチョウ並木で旧知の I さんのコニリオと再会しました。
クルマ関連のミーティングに参加するために埼玉からやってきたという I さんのコニリオとは、1年4か月ぶりの再会ですが、本来はレース用といえるホンダS800ベースのこのスパルタンなオープン2シーターで年間数千km走っているとのこと、僕と同い年の I さん、なかなか元気であります。
直線的でモダンなコニリオと肉感的にして曲線的なフォルムを見せる356Bの、対照的な後ろ姿。
この2台が並んでいるのを横から眺めた写真が僕のfacebookにアップされているので、参照を。
そのあと356Bは西麻布に移動、そこでカリフォルニアからやってきていたペアと旨い蕎麦なんぞを食して5カ月ぶりの再会を愉しんだのですが、そこから若林の僕の事務所まで移動することに。
そこで356Bはフェリー・ポルシェが意図したとおり、イザとなれば使えるリアシートを備える2+2GTであるという事実を遺憾なく発揮し、ステアリングを握る僕を含む3人の大人を不足なくキャビンに収めて、港区から渋谷区を経由して世田谷区に至る移動を、快適にこなしたのでありました。
上の写真はペアの女性が座ったリアシートの周辺ですが、レッグルームがこれだけ確保できると同時に、彼女の頭の周辺には、おそらく911以上のヘッドルームが得られていたと思われます。
そうやって大人3人乗りの移動をこなして我が事務所、「スパルタン・ラボ」改め「スポーツカー・ラボ」の横に到着した356B Super(75GT)。生まれてちょうど50年経ったオールドレディにもかかわらず、都内の雑踏のなかの走りをさほど苦にしていないのには、あらためて感心させられます。
翌日曜日、356B Super(75GT)はダンパーを交換するため、浜田山のMY&Cへ。写真ではよく分からないかもしれませんが、ボディの左側をジャッキアップしてダンパー交換中の図であります。
実はこの交換用KONI Classicの新品4本、カリフォルニアからやってきたペアの一人である男性が、わがS75GTのために、ハンドキャリーで持ってきてくれたのでありますよ、有難いことに。
公道用356のリプレイスダンパーとして最も一般的なのがKONI Classicで、僕の356Bにももともとそれが装着されていたのですが、こうして外した個体と新品を並べてみると、新型はアウターケースの長さやマークのデザインなど、微妙に変化していました。ちなみにこれらはいずれもリア用。
上の写真は、フロントを新品のKONI Classicの356B&C用に交換し終わったカットであります。
古典的なKONIの常で、装着直後はけっこう硬いんですが、走るにつれて馴染んでいき、数十kmも走るとKONI独特のしなやかでフラットなダンピングが得られるのが、今から愉しみであります。
Posted at 2012/04/09 21:25:36 | |
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