ホンダ・スポーツの最初の市販モデルであるS500が発売されたのは1963年のことなので、今年はそれからちょうど50周年目に当たります。
そこで、ホンダツインカムクラブ東京をはじめとするSのオーナーズクラブの有志が企画し、今月13‐14日の2日間にわったってツインリンクもてぎを舞台にして開催されたのが、“Honda Sports 50tn Anniversary” なるイベントでした。
そこで、かつてS800を合計3台にわたって乗り継いだ経歴を持つ僕もそこにゲストとして招かれ、現行オーナー諸兄をはじめとするSフリークの面々と、2日間、ホンダS三昧してきたのでした。
上の写真は、かつての僕の愛機、1969年S800Mのステアリングを現オーナーから委ねられて、ツインリンクに集結した軽く100台を超えるSたちとオーバルコースをパレードする、爽快なカット。
パレードを終えて、オーバルのピットエリアに整列したSたち。左列先頭はS800にFRP製のスペシャルボディを架装したコニリオで、その後ろはフラットハードトップを装着したS800レーシング。
中央でボンネットを開いているのは、かつて僕が乗っていたライトブルーのS800レーシングクーペのイメージを追って製作したというS600クーペで、これもデモランで僕にドライビングが委ねられたのですが、6500rpmを超えると気持ちよく吠えるツインカムに、大いに感激させられたのでした。
こちらは、珍しいライトなブラウンと、定番といえるレッドのS600を先頭にした、ノーマル系ロードゴーイングSたちの列ですが、愉しいことにいずれもオーナーの個性が存分に発揮されています。
初日の夜は、S600やS800のエンジンを手掛け、後にホンダの4代目社長となられた川本信彦さんや、かつてS600でヨーロッパ取材ツアーを敢行した『CG』元編集長の小林彰太郎さんなど、多彩なゲストが参加してのパーティが、ツインリンク内のホテルで華やかに催されたのでありました。
そのパーティの会場には、60年代後半のGT-Ⅰクラスで無敵の速さを誇った事実上のホンダワークス、RSCのチューンになるS800レーシングも、往時の雄姿を彷彿とさせる姿を見せていました。
ちなみにページのトップに位置する小さな囲み写真は、かつて憧れていたRSCフルチューンのS800レーシングの傍らに立って感激もひとしおの、スポーツカー親爺の図でありますね。(笑)
そしてさらにこのパーティの前後には、途方もないサプライズが待っていました。1962年の東京モーターショーにプロトタイプがデビューしたものの、市販されることなく終わり、その後は消息を絶っていた当時の軽自動車規格のホンダS、その名も「スポーツ360」が登場したのであります!
実はこのスポーツ360、栃木の本田技術研究所内で最近リメイクされたワンオフモデルなのですが、これについては後日、『carview』のトップページで詳しく報告する予定につき、乞うご期待!
<追伸>
ホンダスポーツ360のリポート、『czrview』本編トップページに25日22時に、アップされました!
せひチェックしてみてください!
Posted at 2013/10/17 16:15:23 | |
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