先月ドイツで観てきたソリチュード・リバイバルで撮った写真をワケあって整理していたら、主役のヒストリックカー以外にも面白いクルマがあったのを思い出したので、アップしてみることにしました。
まずはこれ、1960年前後のものと思われるポルシェのサービスカーで、リアの荷室の部分にスペアパーツや工具を収め、ヨーロッパ中のサーキットやラリーのコースを巡っていたものと想像されます。
今では中型より小さいトラックはすべてキャブオーバータイプになってしまいましたが、日本でも昔は大型、中型、小型とも、こういったボンネット型のトラックが主流だったものでありました。
ちなみにこれはオペルをベースにしたものですが、敢えてトラックでも老舗のメルセデスを使わなかったのは、同郷の巨大メーカーに対するポルシェの反骨精神の表われだったのでしょうか。
こちらはイタリアからやってきたと思われる、おそらく1950~60年代のものらしきフェラーリのトランスポーターですが、当時はリアの荷台や屋根の上に真っ赤なワークスのF1やレーシングスポーツを積んで、マラネッロからヨーロッパ中のサーキットに向けて出撃していたんでしょうね、きっと。
それにしても、主役のスポーツカーやレーシングカーだけでなく、こういった脇役にまで当時のホンモノを持ってくるとは、ヨーロッパのディープなヒストリックカー好きというのは、カッコよすぎですね。
こちらもおそらくイタリア車を積んできたのではないかと思わせる、アルファのクワドリフォリオやマセラティ、それにマニエッティマレッリやマルシャルのマークが目につく巨大なトランスポーター。
これも充分にカッコいいですが、趣=オモムキの深さという意味では、一段とクラシックなフェラーリのトランポに一歩を譲っているのは仕方ないかも。それにしても前を歩くお嬢さんの脚の長いこと!
こちらは1964年のフェラーリのプロトタイプスポーツ、275Pがモデルと思われるミニチュアのフェンダーに腰を下ろしたボクとそのグランマらしきマダムの、リッチさが濃厚に薫る2ショットであります。
275Pは、60年代前半のフェラーリのレーシングスポーツのなかで僕の最も好きなモデルのひとつで、1/43なら僕も1台所有していますぜ! ところで左後方のエンジ色の2ドアはBMW700クーペですね。
ヒストリックカーではないけど、ソリチュードにはこんなクルマも来ていました。フェラーリF430のシャシーにランチア・ストラトス風デザインのカーボンファイバー製ボディを着せた復刻版ニューストラトス。
正直、僕は魅力を感じませんでした。F430より小さいとはいえ、本物のストラトスのコンパクトさを知っている目で見るとデカいし、カッチリしすぎててあのストラトスの危うい軽さが感じられないんですな。
Posted at 2011/08/21 15:25:17 | |
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