プロローグ:AMラジオサウンドからの脱却
母が愛用するスーパーキャリー。母の要望で、すでにデッドニング施工済み、格安カーナビ&バックカメラも装備済み。ロードノイズは見事に低減されて、一見完璧に見えたこの軽トラ。

しかし...
音がAMラジオレベルなんですよ!!(母は気にならないらしい...しかし、長男は「運転してても音楽聞く気にならん」とか次男は「何を聞いてもラジオにしか聞こえん」だそうです)
せっかくノイズを減らしたのに、肝心の音楽がスカスカ。これではもったいない!ということで、軽トラ音響改善大作戦を発動することにしました。
第一の壁:「ウーハーを置く場所がない問題」
低音を響かせるにはウーハーが必須。しかし、ここで重大な問題が発覚します。
軽トラあるある:座席後ろにウーハー置くと荷室が潰れる事件
市販のウーハーボックスを調べると、どの製品も「座席後方に設置してください」の一点張り。いやいやいや、待ってください!スーパーキャリーのあの貴重な荷室スペースを、ウーハーごときに明け渡すわけにはいかないんですよ!
そこで思いついたのが...
「じゃあ、作ればいいじゃん」作戦
ちょうど3Dプリンターを買ったばかりで、何か作りたくてウズウズしていたタイミング。これは天の啓示かもしれない(大げさ)。
第二の壁:「6.5インチウーハー vs アッシュトレー」の死闘
理想の設置場所を発見!ここなら荷室も潰れないし、音響的にもバッチリ!
しかし...
アッシュトレーが邪魔すぎる問題発生
購入した6.5インチウーハー(これより小さいと車載用には厳しい)が、見事にアッシュトレーと干渉。物理的に入らないじゃないですか!
「6.5インチは大きすぎたか...?」と一瞬焦りましたが、よく考えたら母はアッシュトレー使ってないんですよね。USB電源はナビから取れるし。
よし、アッシュトレーは外す方向で!(断捨離)
そして、3Dプリンターの出番です。ウーハー専用の固定パネルを設計・製作。試行錯誤の末、ついにジャストフィットの取り付けパネルが完成しました!
第三の壁:「音圧が出ない→ノイズが出る」の無限ループ
ウーハーを設置して、カーナビのサブウーファー出力から接続。いざ、重低音を...
「あれ?音圧が全然ない...」
期待していたズンズンとした重低音が、まるで遠くから聞こえるような頼りない音。これはいかん。
救世主その1:アンプ投入
AliExpressで購入した安価なアンプを投入。「安物だけど、アンプはアンプだろう」という期待を込めて接続すると...
きた!!これぞ重低音!!
音圧がしっかり出て、ウーハーが本気を出し始めました。が、しかし。
新たな敵:高周波ノイズの襲来
アクセルを踏むと「ヒューーーーン」という高周波ノイズが乗ってくる。これは許せない。オーディオマニアとして(自称)、ノイズとの妥協は許されません。
救世主その2:ハイローコンバーター登場
ノイズの正体は、スピーカー出力をRCA入力に変換する際の電気的干渉。ここでハイローコンバーターの登場です。
RCAケーブルでハイローコンバーターを接続すると...
ノイズが魔法のように消えた!!
クリアな重低音だけが残り、もう感動モノです。
覚醒編:「メインスピーカーまでアップグレードしてしまう」
ウーハーがこれだけ良くなると、今度はメインのデフォルトスピーカーが気になり始める。これ、オーディオ沼の入り口ってやつですね(笑)
「せっかくだから、メインスピーカーもアンプ経由にしてみるか...」
配線を通すのに四苦八苦しながら、なんとか外部アンプ接続に成功。音量が格段にアップ!
でも...
「なんか、まだいまいち?」
最終兵器:ツイーター用クロスオーバーネットワーク
音響理論的に考えると、各スピーカーに適切な周波数帯域を割り振る必要がある。そこで、ツイーター用のクロスオーバーネットワークを構築。
高音域はツイーターへ、中音域はメインスピーカーへ、低音域はウーハーへ。それぞれの得意分野を活かす理想の3WAY構成!
そして、エンジンをかけて音楽を流した瞬間...
「これだ!!!!」
びっくりするくらい、音が変わりました。まるで別の車になったかのような、クリアで迫力のある音響空間。
軽トラが走るコンサートホールに進化した瞬間でした。
完成!カスタマイズの内訳
導入した機材
・6.5インチウーハー(AliExpress)
・アンプ(AliExpress)
・ハイローコンバーター(AliExpress)
・クロスオーバーネットワーク(AliExpress)
・アンプ&クロスオーバーネットワークのケース(自作)
・3Dプリンター製 専用取り付けパネル(自作)
トータルコスト
市販品を買うより圧倒的に安く、しかも荷室を犠牲にせず、理想の音響を実現!
学んだこと
設置場所の工夫で、軽トラでも本格オーディオは可能
3Dプリンターは車カスタマイズの最強ツール
安価な海外パーツでも、組み合わせ次第で高音質を実現できる
ノイズ対策は重要(ハイローコンバーター様々)
クロスオーバーネットワークの威力は絶大
おまけ:「同じように困ってる人がいるかも」
この試行錯誤の過程で、「同じように軽トラの音響で悩んでる人、絶対いるよな」と思い、自作の取り付けパネルやノウハウを活かした製品をいくつか作ってみました。
需要があるかわかりませんが、もし興味がある方がいれば、メルカリで細々と出品しています(宣伝ではなく、あくまで同じ悩みを持つ同志への情報共有として)。
エピローグ:母の反応
母「なんか、すごく良い音になったね!」
この一言で、すべての苦労が報われました。
軽トラだからって、音楽を諦める必要はない。工夫次第で、どんな車も「自分だけの特別な空間」に変えられる。
それがDIYカスタマイズの醍醐味ですよね!
作業時間:約2週間(試行錯誤込み)
難易度:★★★☆☆(電気の知識があると楽)
満足度:★★★★★(母も満足!)
次は何をいじろうかな...(カスタマイズ病は止まらない)
※この記事は実体験に基づいています。作業は自己責任でお願いします。
※電装系の改造は、車検やメーカー保証に影響する可能性があります。
Posted at 2026/02/01 18:16:32 | |
軽トラック | 日記