
2026年3月中旬、ようやくヤリスHV(E-Four)のGグレードが納車されました!
とは言っても2026年年次改良モデルではなく、2025年年次改良モデルなので電動パーキングブレーキもアームレストも装備されていないモデル。
なので、2026年改良モデルでは変更がなかった部分について感じたことを記載します。
さて、これまでヤリスオーナーのレビューを見ていると、燃費性能やコンパクトカーとしての取り回しの良さ等は好印象であるように感じられたが、以下の点が気になっていた。
【レビューからの不安点】
・三気筒エンジンのエンジン音
・静粛性
・ヘッドレスト一体型フロントシート
・後席の狭隘性
今回納車後にある程度走行してみて、上記の不安点について実際にどのように感じたのか、個人的なファーストインプレッションを書いていきたい。
①駆動系(モーター・エンジン)
購入モデルはHV・E-Fourモデルなので、フロントにモーターとエンジン、リアにモータが装備されている。
発進時はモーター駆動で、基本的にフロント・リアの両方のモーターが駆動するのだが、滑らかに発進し推力不足を感じさせることはない。発進後、低速域でもモーター駆動での走行だが基本的にフロントモータのみの駆動で、リアは発進後に駆動することはほとんどない。そのため、電気式四駆ではあるが基本的にはFF車と思った方が良い。
しかし、フロントモーターは力強い走りをし、かつ駆動音は静かなので、走行していて駆動音や推力に関しての不満を感じることはなかった。
モーター駆動後、速度が70㎞以上になるか、アクセルに踏み込みに対してモーターのみでは推力が足りない場合、そして、モーター駆動用バッテリーが不足している場合は、エンジン駆動に切り替わる(または同時駆動)となるが、この3気筒エンジンの評価があまりよくない。これはヤリスの問題というよりは3気筒エンジン特有の問題なのだろうが、エンジン音が気に障る人が多いようだ。
これまで乗っていた3代目ヴィッツの4気筒エンジンは、「ブオーン」という抑揚の効いた低い音のエンジン音で、いかにも車のエンジンらしい音が個人的に好きだったのだが、ヤリスのエンジンは音が高めで軽い感じの「ボッボッボッ」といった音感で、ヴィッツのエンジン不調時のような音で、確かに最初は違和感を感じた。
しかし、エンジン音が大きくうるさく感じることは少なく(後述するロードノイズで打ち消されている面もあるかもしれないが)、「これがヤリスのエンジン音なんだな」と思えばそこまで気に障ることはない。
むしろエンジン音よりも気になったのは、エンジン駆動に切り替わった時の車体が重くなるような感覚。ヴィッツではアクセルを強く踏み込んだ時にしか感じられなかったエンジンの振動が伝わってくるというか、走行が急に鈍くなるような感覚。
ステアリングが重くなるわけでないが、アクセルの踏み込みがモーター駆動時より重い感じがする。モーター駆動時は駆動音や振動が少ないので、相対的にそう感じるのかもしれないが、エンジン駆動になると軽やかさがないように感じられる。実用面で障害があるわけではなく、あくまでフィーリングの範疇ではるが、少し気になった。
②静粛性
3気筒エンジンの音と合わせてネガティブな意見が散見されているが、静粛性の低さ。同じトヨタHVのアクアや他社コンパクトカーと比較すると、ヤリスはロードノイズが入りやすく、かつノイズが大きいようだ。
実際に乗ってみると、確かにロードノイズは結構入ってくる。しかし音量的には前車のヴィッツと同等レベルのロードノイズで、個人的にはこれまで感じてきたロードノイズと大きな差がないので、そこまで気にならないかなといったレベル。
無論、10年前のヴィッツから、新しいトヨタのプラットフォームでフルモデルチェンジしたヤリスが静粛性において進歩がない、と言った意味では残念な部分ではあるが、ヴィッツや軽自動車から乗り換える場合は、マイナスの変化は感じられないと思う。おそらくクラウンやプリウス等のワンランク上の車や、ホンダ等の車からヤリスに乗り替えると、ロードノイズがうるさく感じられるかもしれない。
限定的な話になるが、「ヴィッツから後継にヤリスに乗り換え」を考えている人ならヤリスの静粛性に対して耐性があると思うが、そうでない人はヤリスより静粛性が高いと言われるアクア等を検討した方が良いかもしれない。
③フロントシート
今回、Gグレードを購入し、かつ2025年改良モデルまではあったコンフォートシートのオプションも付けなかったので、フロントシートは「ヘッドレスト一体型シート」。これが結構不評な様で、「シート形状が格好悪い」とか「体に合わない」、「腰が付かれる」等の意見が多かった。
確かにシート形状は不細工だなと思っていて、特に首回り辺りから三角錐のようになる形状が体にフィットするのか不安だった。
で、実施に乗ってみると、ファブリック素材のシートは思っていたよりも体にフィットしてそこまで乗り心地は悪くない。そもそも自分は運転中(停車時も含めて)に頭をシートの乗せることがないので、セパレート型のヘッドレストでなくても問題が無いようだ。ただ、シートの角度がヴィッツのセパレート型シートよりも鋭角になっていて、生地も若干固めなので、個人的にはまだ完全にフィットしたポジションになってはいないのだが、思っていたよりも乗り心地が悪くなくてホッとした。ただ、自分に合ったポジションが見つかっていないとは言え、ヴィッツ乗車時よりも腰が疲れるので、ヤリスを検討する人は一度試乗した方が良いだろう。
2026年改良モデル以降は、セパレートタイプは最上位の「Z」グレードのみとなりGやXが欲しい人は一体型シートしか選べないが、それでもシートが合う・合わないはネックになると思うので、シートで妥協するか頑張ってお金を出すかは検討した方が良いと思う。個人的には世間一般のなネガティブな評判は格好いいとは言い難い形状からのインプレッションが大きいような気がしていて、実際の乗り心地は可もなく不可もなくじゃないかなと思う。
(無論、中間グレードのG以上はヘッドレスト分離型であって欲しいと切に思うが)
④後席が狭い
ヤリスの一般的な批評として「5人乗りとなっているが実質的には二人乗りの車」、「後席の快適性を犠牲にして前席の快適性が実現されている」と言ったものが多い。実際に動画等で見ても確かに後席狭すぎるなと思った。
自分の場合はほぼ二人乗りで、ヴィッツも数回しか後席に人を乗せたことがないので狭くても問題なのだが、実際にどの程度狭いのか試してみた。
自分は身長170㎝程でかつ短足なので、フロントシートを結構前に出しているのだが、そのせいか後席に座ってみるとこぶし2つ分くらいの空間があり、思っていたよりも狭くない。妻も私より小柄で助手席のシートを前に出しているので、意外に後席に人を乗せられそうな感じだ。無論、前席に座る人間が小柄なので後席にゆとりが出来ているので、人によっては後席は狭くなる構造なのは間違いない。
あと、後席のドアの開き具合は前席に比べて狭いので、大柄な人や体に障害ある人が乗降車するのはきついだろうなとも感じた。なので、後席にも人を乗せたい人は別の車も検討した方が良いだろう。
上記以外に納車後に感じたネガティブな部分として、時々社外がきしむ音がすることと、バックドアを閉めたつもりでも空いている状態になっていることが度々発生したことが挙げられる。
車体の軋みは構造上そういうものなのか、新車なので馴染んでないだけなのかわからないが、後者はあまり考えられない気がするので、きしむのが普通だと思って自分を納得させることにしている。
と言うことで、納車前の懸念事項に関するインプレッションを書いたが、「ヴィッツからヤリスに乗り換え」の人は、三気筒エンジン・静粛性(ロードノイズ)・居住性等はあまり問題に感じられないかもしれない。一方でこれでまコンパクトカーに乗っていなかった人は、アクアやライズ等も考慮に入れて検討した方が良いだろう。
実際に運転してみると、ステアリングは軽く加速性も高く、前席の居住性も良いので、ヴィッツよりも走る楽しみが増えた感じがしており、ワクワク感が高い車。
納車時のタイヤは「エナセーブ EC300+」だが、コンフォートタイヤに替えればロードノイズ軽減も期待できるだろから、タイヤも含めて自分なりにカスタマイズして乗り心地の良い車にしていきたいと思う。
Posted at 2026/03/22 01:34:43 | |
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