『歴代の旧厚生事務次官宅で18日、本人や家族が相次いで刺された。さいたま市では山口剛彦さん(66)夫妻が死亡。東京都中野区で重傷を負ったのも先輩に当たる吉原健二さん(76)の妻、靖子さん(72)だった。両氏は現在の基礎年金をつくった幹部。「2人が狙われたのはテロなのか」。厚生労働省には緊張感が張りつめた。』(産経新聞より)
まずは大前提として殺人はいけません。この事件も年金問題をはじめとした厚生労働省への警告のつもりなのかもしれませんが、本人に止まらずその家族まで手にかけてしまっては同情の余地もなくなってしまいます。
しかし杜撰な管理により年金記録が消えて無くなったり、改ざんされたり。グリーンピアに代表される壮大な無駄遣い、しかも天下りによる二重、三重の退職金・・・ けっきょく損出した穴埋めは税金からされることになります。当然のように増税といった話も出てくるでしょうし、年金の支払いだって給付額は下げられるは、給付年齢は上げられるわとしわ寄せは国民に押し付けるばかり。
今回の事件の背景は、責任取るべき人間が責任を取らない。追求すべき行政が追求しない。裁くべき司法が裁かないと、誰も責任取りたくないから野放しにされてきた問題を「正義漢」気取りの犯罪者に利用されたということが一番大きいポイントだと思う。
こうした国民の不満や不安を取り除くことが政治ではないのでしょうか? いずれにしても長すぎた自民党政治の終焉が近づいているのを象徴しているような事件だ。
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2008/11/19 09:41:15