
当ブログをご覧の皆様、遅まきながら暑中お見舞い申し上げます。
それにしても、今年の夏は本当に暑いですねえ。そのためか、パソコンがやられてしまいました。携帯オンチなので、これではブログも書けません。そもそも夏負けで書く気が失せていたという説もありますが。
どうも冷却ファンが駄目になったためのようで、ブルンブルンと、今にも飛び立ちそうなすごい音を立てるようになったかと思えば、いきなり電源がプツリ。それきり一切、起動しなくなってしまいました。さらに嫁との交渉が頓挫し、後継ぎがやってくるまで1ヶ月も待ちぼうけを食う羽目に。ネットのない生活、苦しいです。
ともかく、ようやくパソコンが復活して迎えた夏休み。ここは涼しくて、空気がきれいで、景色の美しい国に避難して、ネットと読書三昧のまったりした休みを過ごそう-。そう思ってある国を旅してきました。それはモンゴルです。
現実には5日しかなく、しかも乗り継ぎ便の利用でほぼ3日が移動という、あわただしいスケジュールで、まったりとは言い難い内容。訪れたのは首都ウランバートルとその周辺だけでした。市内はインフラ整備の後れが目立ち、大通りでは慢性的な渋滞にクラクションの嵐。郊外の景色も期待したほどではなく、大草原というよりむしろ荒涼といった印象でした。もともと忙しい国の方が好きなので結果オーライでしたけど。
ところで、ウランバートル市内を走る車は大半が韓国車か日本車。モンゴルは右側通行で、街を走る日本車は右ハンドルだったので、中古車なのでしょう。ほとんどが2世代以上前のモデルでした。ただお隣の中国では日本メーカーが工場を構え、新車が広く流通している一方、車種が日本より少ないのに対し、軽自動車以外の全てといっていいほど様々な車がいました。ランクルのような四駆ばかりかと思いきや、WiLLシリーズやRX-8、さらにはプリウスまで。状態はともかく、バラエティーの豊かさは日本並みです。
そんな中、私がソアラの前に乗っていたK11マーチの姿も複数見かけました。東京ではすっかり見なくなっていた中、思いがけない場所で再会し、ちょっとこみ上げるものがありました。
K11マーチは私が初めて買った車です。コストダウン路線をひた走った90年代の日産を象徴するかのように、チープきわまりない内装で、1000CCのエンジンも非力そのものでしたが、コンパクトで乗りやすくて外見も可愛らしく、練習用として何も考えずに買った割に、思い入れの深い存在でした。
ところが私はそんな相棒を裏切るかのように、車検が切れる前日の夜、衝動的にディーラーへと赴き、廃車手続きをしてしまいました。まだ十分乗れたにもかかわらず、です。そのことは5年以上経った今も後悔しています。
今回、異国で今なお元気に走り続ける仲間たちの姿を見て、我が愛車の分まで走ってくれているようで、胸のつかえがいくぶん取れたような気がしました。
ソアラもいつか手放す日が来るのでしょう。でもその時には大事にしてくださるオーナー様を見つけ、幸せな第二の人生を歩ませてやれれば…と思っています。
Posted at 2010/09/09 23:49:51 | |
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