机上の空論かな

ポチ号用の新しい脚まわり

つるしのままだとかなりプリロードを掛けないとストロークを確保できないみたいなので、バネの交換を検討中

どのレートにすればいいのかちょっとダンパーを採寸して計算してみました





最初にバネの自由長をいくらにすればいいのか、スプリングシートからの長さを測ってみました




フロント





リア


どちらの２００ミリ以上は確保できそうですね


今回の目的はＴＲＧで気持ちいい脚まわり


いろいろネットを徘徊していると、バネの自由長は長い方が固有振動数が低くなり、入力が柔らかくなるとか


優しい入力の脚まわりを目指すなら、出来るだけバネの自由長は長い方がいいらしいので、とりあえず２００ミリのバネで考えることにします




次にダンパーのストロークを測ります





ロッドにタイラップをまいて、力いっぱい押し込んでいきます







フロント






リア



どちらも、最後までストロークしてくれました




では、ストローク量を測ってみます






フロント　９８ミリ






リア　９４ミリ




次に、とっても大事なバンプラバー




こちらは４０ミリですね　（ちょっと写真の角度がよくなかった・・・＾＾；）




これらをもとに、ちょっとエクセルで計算してみました





左がつるしの数値


右が今回の計算上の数値です



赤枠の所に数値を入れれば後は勝手に計算してくれます



これで見ると、つるしではプリロードを掛けないと１Ｇ状態でバンプタッチしてるんですね

縮側のストロークを稼ぐためにはかなりプリロード掛けてやらなきゃダメだな

でもプリロードをかなりかけると、伸び側のストロークが少なくなってバタバタした脚になりそう




そして、バネの検討の為右側の表にバネレートを８/６キロ、１０/８キロ、１２/１０キロと入れてみて、一番バランスが取れていそうなのが１０/８キロでした（まぁ素人目ですが・・・＾＾；）


バンプストロークを伸ばすためにパンプラを１０ミリほどカットして、限界荷重を増やしてやります


それでもバネの許容ストロークがダンパーの有効ストロークを１０ミリほど上回っているため、問題はないはず


今回はネジ式車高調のため、車高調整でプリロードをかければ、それを入力してやればいいかな


２００ミリの１０/８キロで、伸び側、縮側の比率が４.５ ： ５.５位にしたいので、リアに少しプリを掛けてやりたいですが、実際の車高がどれくらいになるか、装着してみないと解りませんね


まぁ、リアの車高が決まれがそれに合わせてフロントの車高も調整するので、数値はちょっと変わってくるかもです





今回のバネの検討にあたり、参考にさせて頂いたのがこちらのブログ


　サスペンション独学ノート


車種は違えど、サスペンションに関する様々な疑問に対して、とても分かりやすくまとめてあり、大変助かりました


特にプリロードと車高に対する考察は大変参考になりました


これを見たから、スラストベアリングの導入も考えることができました






まぁ、今回のはあくまでも机上での計算だけです


素人のボクには経験と言うものが全くないため、ネットの情報をいろいろ調べ、よく解らないところはエクセルに入力して比較検討してみた結果です


これが正しいかどうかは、実際にバネを組んでポチ号に装着し実走してみてからになりますね


はたして机上の空論に終わるのか、それとも計算どおりの結果となるのか・・・


取りあえず、バネを注文してみることにします