
そんでもって、一晩かかって撮ったのがこれ・・・
三裂星雲って言うんだけど、この時期、曇ったりなんだかんだで、これをと撮ったのは、はじめて。暗黒帯が星雲を三つに裂いて見える事からこの名前が付いています。
天体用冷却CCDは、モノクロカメラです。
これは、ふつうRGBフィルターをあらかじめピクセルごとに振り分けた、一般用カラーカメラと違い、すべてのピクセルを指定した波長に使う事が出来るため、高感度を得られるというメリットがあるためです。
従って、カラー合成には、照度信号となる(RGBをすべて含む)モノクロ画像とRGB、各フィルターを通した色信号の4つが、最低必要になってきます。
このうち、元になるのはモノクロ画像で、色信号は、比較的短時間で撮影した低画質の物でかまいません。
これは、人間の目が、色情報に対して鈍感であるという性質を徹底的に利用した方法で、テレビなども実はこの方法で画像を送っていると言う事らしいです。
ともあれ、これら4つの信号をコンピュータで合成しカラー画像にします。このように非常に淡い天体を画像として表示するには、大変な長時間の露出を必要とします。
三裂星雲を撮影するのに要した時間は、L画像(モノクロ)10分x8、RGB各5分x2で110分の露出をかけています。
長時間露出のため、ガイドエラーなどの理由から使えない画像も発生するので、14枚のL画像を撮って、選別しました。従って実際には170分(2時間50分)の時間を要しました。
一般撮影から考えると、とんでもない手間と時間を要しますが、これがまたいいんです!遙か彼方にまで広がる宇宙全体から見ればこんな時間は、瞬きの一瞬にしか過ぎません・・・
Posted at 2008/05/05 07:00:57 | |
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