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前回77の記事の、特にリヤサスペンション周辺パーツがどこなのか分かるように図を載せておきます。



赤○：純正に交換
青○：ASSIST京都のアルミ製リジッドマウントに交換
緑○：POWERFLEXに交換




こちらは左半分だけの図。

半年ぐらい前の話（2013年7月）。

うちの車も登録から7年半が経過。

自分で交換できるようなフロントサスペンションのゴムブッシュ類は適宜新調していましたが、それ以外は簡単には手が出せませんし、リヤもダンパーのアッパー＆ロアーマウントぐらいしか替えていません。それ以外は何十か所もあるのに新車登録時の7年半前から無交換では、さすがに劣化が進んでいるはずです。
このたびＬＳＤ導入、クラッチ交換に際し、思い切ってゴムパーツ類を全部新品に交換しました。
写真は取り外した古い部品。

かなりの数に及んだので一覧にしています。（）内の数値はブッシュの数。

【フロント】
　①エンジンマウント　（2）
　②ミッションマウント　（2）
　③スタビブッシュ　（2）

リヤは、サスペンション関係はもちろんですが、それ以外にも結構あります。

【リヤ】
　④デフマウント　（3）
　⑤スタビブッシュ　（2）
　⑥プロペラジョイントディスク　（1）
　⑦サスアームリンク6本　（12）
　⑧ロアアーム車体側ブッシュ（2）
　⑨トレーリングアームブッシュ（4）
　⑩サブフレームマウント（4）

⑦のようにゴムブッシュが圧入してある部分はサスアームごとの交換です。

⑧⑨はイギリスのpowerflexという硬質ウレタンブッシュに、⑩はASSIST京都オリジナルのアルミ製のリジッドマウントに交換しましたが、それ以外は全てBMW純正パーツを本国ドイツから取り寄せました。取り寄せたのは2012年11月だったので、今と比べればまだまだ円高で１€＝\102ぐらいでした。当時、日本国内で手配するより40～60％オフとかなり安く入手できてほんとにラッキーでしたね。ありがたや。

交換後のブッシュは、場所によってはやはり劣化が見られます。


①エンジンマウント


②ミッションマウント


④デフマウント


⑤スタビブッシュ


⑥プロペラジョイントディスク


⑦サスアームリンク（ボールジョイント）


⑦サスアームリンク（ゴムブッシュ）


⑧ロアアーム車体側ブッシュ


⑨トレーリングアームブッシュ


⑩サブフレームマウント


⑩のこれが一番酷くて、ボロボロになったうえに中の液が漏れ出しています。交換して正解だったと思える瞬間ですね。


肝心の交換後はどうなのかというと、34個のゴム製品を新調したにもかかわらず、実は劇的な変化はありませんでした。ちょっと突き上げが減ったかなぁ？ぐらいです。めちゃくちゃ期待していたこともあって、少し残念でした・・・
ラバーブッシュの数が多いせいか、１つ１つにかかる負荷が小さくて、劣化もそれほど進んでいなかったのかも知れません。
エンジンマウント、ミッションマウントは再利用できそうなぐらいまだまだ使えそうでした。エンジン、ミッションの振動も交換前後でほとんど変わらずですし。

E90で一式交換した例はこれまで聞いたことがありませんでしたので、少し不安もありました。費用のわりに効果が無かったらどうしよう、と。
まぁ、精神衛生上気になっていたのと、今後も7年はいける、ということが分かっただけでも収穫ありですね。

交換工賃は、リヤサブフレーム脱着、LSD交換、クラッチ交換と同時にしたのでかなり割安になりましたが、それでも結構なお値段でした。

工賃は以下のとおり。高ぃ～

【フロント】
　①エンジンマウント　 \29,400
　②ミッションマウント　\39,900　※クラッチ交換と同時なので実質 \0

【リヤ】
　④デフマウント　　　　　　　　　 \10,500
　⑧ロアアーム車体側ブッシュ　\10,500
　⑨トレーリングアームブッシュ　\42,000
　⑩サブフレームマウント　　　　 \42,000

その他、リヤサブフレーム脱着　\72,450