アレックス・デ・アンジェリス(MotoGP 2位)
「シーズン序盤は苦しいレースが続いていたが、この5戦はいい走りができていた。それをやっと結果につなげることができてうれしい。すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。今大会は、金曜日から好調で決勝レースも完ぺきな走りができた。いままでも、表彰台に立てると信じていたし、今日の結果は大きな自信になった。250ccからMotoGPにスイッチして、長い間、表彰台に立つ喜びを忘れていたが、そのすばらしさを思い出すことができた。次のサンマリノGPは、ホームGPとなるのでとても重要なレース。去年は転倒しているので、今年はいい結果を残したい」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 4位)
「朝のウオームアップが終わったあと、大きくセッティングを変更したのだが、フィーリングがとてもよくなった。そのおかげでフリー、予選よりもいいリズムで走ることができた。ペースも安定していた。表彰台には届かなかったが、金曜日、土曜日のことを思えば、4位になれてうれしい。今日はニッキー(ヘイデン)に何度も迫ることができた。表彰台に立つことも不可能ではなかったと思う。そういう意味では4位に終わったことは残念だったが、短い時間でここまでセットアップを進められたのはよかった。次のミサノは、これをベースにセッティングを進め、結果につなげたい」
トニー・エリアス(MotoGP 9位)
「9位という結果は望んでいたものではないが、レースの展開を考えれば、それほど悪くはなかった。バイクの状態はよかった。今日は、スタート直後の2コーナーでアレックス(デ・アンジェリス)にアウトにはじき出されてしまい、最後尾に落ちてしまった。それから追い上げたのだが、厳しいレースだった。レースを終えてアレックスが謝りに来たが、もう終わったことだし、レースなのだから仕方がないと彼に言った。1周目のハプニングがなければ、おそらくトップ5、もしくは表彰台に立てていたと思う。残念な結果だが、最悪の状況から9位になれてよかった」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 10位)
「今大会は、フリー、予選ともに完ぺきな仕事ができたし、決勝レースに向けて自信もあった。もちろん、優勝を狙っていたし、それだけに本当に残念だった。今日は、序盤からプッシュしたのだが、ちょっと攻め過ぎたのかも知れない。MotoGPの決勝レースは雲が多く、そのために路面温度が低すぎたのかも知れない。いずれにしても転倒は自分のミスだし、チームはもちろんのこと、ファンに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。ラグナセカのように今回も勝ちたかった。転倒したときにハンドルが曲がり、ステップも削れてしまったが、とにかく、ポイントを取ろうと全力を尽くした。残念な結果だが、ウイークを通じていい走りができたことは大きな成果だった。次のミサノでは結果につなげたい」
ランディ・デ・ピュニエ(MotoGP 12位)
「昨日はハードタイヤで走って、とてもフィーリングがよかった。今日も28ラップの決勝レースを考えてハードを選択した。しかし、今日はタイヤのチョイスを完全に失敗した。序盤は左側がグリップせず、気持ちよくアクセルを開けることができなかった。そのうちグリップがよくなっていくだろうと思っていたのだが、最後まで変わらなかった。序盤にオーバーランして遅れたのも痛かった。終盤はエリアスとバーミューレン(スズキ)に抜かれてしまった。左足は徐々に回復しているが相変わらず痛かった。次のサンマリノGPには、今回よりよくなっていると思うので、本来の走りを取り戻したい」
ガボール・タルマクシ(MotoGP 14位)
「セッションをこなすごとにバイクのセッティングはよくなったし、決勝レースもよくなったと感じた。序盤からペースを上げられたし、ポジションも上げられた。ここまでは楽しかったし、限界までプッシュすることができた。しかし、後半は厳しい走りを強いられた。これが今の課題。後半もペースをキープできるように改善していかなければならない」
山野一彦|Repsol Honda Team 監督
「ドヴィツィオーゾは、フリーと予選に比べれば、はるかにいいペースで走ることができた。表彰台に立てなかったのは残念だが、意義のある一日になったと思う。もちろん、表彰台に立っていれば彼も満足できたに違いない。しかし、彼のホームGPとなる次戦のサンマリノGPに向けて成果あるレースになったはずだ。ダニ(ペドロサ)は、フリー、予選ともに、とても順調だった。ラグナセカのように勝ってくれることを期待していたが、不運にも転倒してしまった。しかし、それからの走りは本当にすばらしかった。今日の結果は、我々が期待したものではなかったが、トップグループで戦える状態ができつつあることを確信した。次のミサノでは、いい結果を残してファンの期待に応えたい」
青山博一(250cc 2位)
「朝のウオームアップで転倒して、マフラーとブレーキを交換した。特にブレーキは、交換したことで微妙にフィーリングが変わり、それに慣れるまでペースを上げられなかった。加えて、序盤に目の前でディ・ミリオ(アプリリア)が転びそうになって、フロントタイヤが接触した。それでシモンセリに離されてしまい、追い上げるのが大変だった。終盤になってシモンセリがペースを上げた。それまでもついていくのがやっとだったし、ペースを上げられてからは、とてもついていけなかった。それでも今日のペースは悪くなかった。何度も転びそうになったしベストは尽くせたと思う。ウオームアップで転倒していることを思えば、2位になれてよかった。残り5戦。バウティスタとの16点差は、ワンミスで逆転する点差なので、これまで通り、1つでも多く勝てるように攻めの走りをしていきたい」
ヘクトル・ファウベル(250cc 8位)
「スタートが決まり、1周目は6番手だった。それからも気持ちよく乗れていたのだが、他の選手と接触してポジションを落としてしまった。それからペースを上げて順位を取り戻したが8位になるのがやっとだった。接触がなければもっと上の順位でチェッカーを受けられたと思う。今日は残念な展開になったが、総合で8位から7位に上がれたのはよかった」
ラファエレ・デ・ロサ(250cc 11位)
「昨日の転倒の影響で左足が痛く、思ったように乗ることができなかった。そのために、リスクある走りをやめて完走することを目標にした。今回は、バイクのフィーリングもすごくよかったし、それだけに残念だった。昨日の転倒とケガがなければ、5位か6位にはなれたと思う」
ラタパーク・ウィライロー(250cc リタイア)
「スタートもよく、セカンドグループで走ることができた。今日は激しい戦いになり、転倒者が多かった。クルーゼル(アプリリア)が目の前で転んだときは避けることができたが、デボン(アプリリア)が転倒したときには、接触してしまった。それでマフラーが破損。エンジンパワーがなくなってしまった。今回はウイークを通じていい走りができたし、バイクのセットアップもよかった。それだけに残念。次のサンマリノでは、持っているパフォーマンスをリザルトにつなげたい」
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MotoGP | スポーツ
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2009/08/31 18:56:31