アウトサイドハンドルの換装作業 その1 - フロント①
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
この整備手帳では、外側ドアハンドルの換装、または修理を行う場合の整備手帳です。
説明はフロントもリアもすべて運転席側で行っていますが、助手席側も作業は同じ手順で行います。
【ご注意】
この作業では、ドアの穴…サービスホールに手を入れる作業があり、サービスホールの縁や、内部の鋭利な部分で手を切ってしまうことがあります。
そのようなケガをしないために手袋の着用をかならず行ってください。この整備手帳の作業責任もそうですが、手袋をしない場合も自己責任でお願います。
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まずはフロントドアから説明します。
最初に、車内側のグリップを取り外します。
グリップには嵌合のツメがあり、写真の黄色丸で示した部分がツメのある場所 (11か所) です。
ちなみにこの部分ではクリップではなくて、すべてツメです。
周辺には傷が入らないように養生テープを貼っておくと安心できます。
また剥がす場所のイメージとしては、写真でいうピアノブラックのパネル部分を剥がすイメージです。
グリーンの矢印で示したところあたりに内張りはがしを差し込みます。
※養生テープはパーツレビュー未掲載。
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内張りはがしを差し込む感じはこんな感じです。
ここに差し込んで軽くこじると、赤矢印で示した付近から、ツメが外れてきます。
隙間ができてきたら、内張はがしなどを差し込み、ツメの嵌合をひとつづつ丁寧にはずしていきます。
ある程度はずれると、ピアノブラックパネルの手前側…車両後方側にグリップをくるりんとひねりつつ手前に引っ張る感じで回すと奥側がはずれて、手前側ピアノブラック側のツメを容易に外すことができます。
(オーリス乗りのくま186 さんの整備手帳を見てやってみたところ、簡単に取り外すことができました。ありがとうございました。)
3
ちなみにこれはダメな方法。
このようにパネル側から差し込んでこじってしまうと、矢印で示したようにパネルが曲がってしまい跡が残ってしまいます。
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グリップ側の爪の位置。取り外しの参考、イメージトレーニングにどうぞ。
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グリップが外れたあとのドア側の状況。
6
次はパワーウインドゥスイッチベース (パワーウインドウレギュレータマスタスイッチASSY) を取り外します。
内張りはがしをこのあたりから差し込み、上方へ持ち上げると外れます。
外れたら、車両後方側…差し込んだ側にずらすと前方側のツメがはずれます。
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スイッチベースの裏側の写真です。
緑矢印はガイド、黄色はツメ、オレンジはクリップです。
配線の先にあるコネクター※を取り外します。
赤矢印の先の部分を押して、コネクターを抜き、スイッチベースと分離します。
助手席側はツメなどの位置、コネクターの端子数が異なりますが手順は同じです。
スイッチベースは落としたりしないよう慎重に扱います。
元に戻す時はガイドを意識して、スライドするように後ろ側からすこし斜めに差し込んで、上から押すときれいにツメの嵌合が決まります。
ちなみに、運転席側の下段12番が白地に黒: GND (-)、下段18番配線が黄緑: LED (+) です。(配線位置は色でわかると思います。)
助手席側は1番配線が 白地に黒: GND (-)、4番配線が黄緑: LED (+) です。(こちらも配線位置は色でわかると思います。後席も同じです。)
スイッチのランプは日中エンジンがかかっている間、イルミネーション (ポジションランプ) に関係なく点灯しています。
※コネクター名称:(RH) G5 コネクター (HV : J5 コネクター) / (LH) H3 コネクター (HV : K5 コネクター)
リアは、(RH) J1 コネクター (HV:L4) / (LH) K1 コネクター (HV:M4) となります。
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