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SQUAREの愛車 [トヨタ オーリス]

整備手帳

作業日:2021年2月6日

同車種・他仕様の純正部品を用いたシートヒーター流用取り付け - 序章 ~ 作業前の環境整備 ~

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 6時間以内
関連フォトアルバムURL https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/album/1042419/
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この整備手帳は、同車種・他仕様の純正部品を用いたシートヒーターの流用取り付けを行う整備手帳です。

具体的には2代目オーリス後期 (グレード : 120T) の部品を用いて、同じく2代目オーリス後期の別仕様の車両 (グレード / パッケージ : 120T “RS パッケージ”) のシートにシートヒーターをとりつけるものです。


【作業前の予備知識】
ちなみに私の方で調べた範囲で形が同じシートと思われる物は…

・3代目プリウス後期 S ツーリングセレクション G's (ZVW30-VLJBXET)
・初代オーリス後期 RS (ZRE152H-BHFEP)
・2代目オーリス前期 RS “S パッケージ” (ZRE186H-BHFNP-S)
・2代目オーリス前期 RS (ZRE186H-BHFNP)
・2代目オーリス後期 RS (ZRE186H-BHFNP or -P)
・120T“RS パッケージ” (NRE185H-BHXNZ-T or -R)
・2代目オーリス後期 120T (NRE185H-BHXNZ or -P)
・2代目オーリス後期 HYBRID “G パッケージ” (ZWE186H-BHXNB-V or -G)

があり、上記で同じ形状のシートを使用していることが分かっています。(他にも同じタイプを採用した車種があるかもしれません。)

このタイプは2代目オーリスの修理書では“スポーツタイプ”と書かれていて、上記以外のオーリスで採用されているものは“スポーティータイプ”と記載されています。

“スポーツタイプ”でのそれぞれの違いは表皮の素材、ステッチの色、刺しゅうの有無などでバリエーションをもたせてあります。

シートの写真や説明は別途ブログを作っていますのでそちらをご覧ください。

【関連ブログ】
・(備忘録的ブログ) シートの話 - 2020年11月24日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/44603875/

ちなみに上記シートに標準でシートヒーターがある車種は、 120Tと HYBRID “G パッケージ” があります。

つまり同型であれば、これらの部品は流用できそうだ…と考えたわけです。

しかし、シートなんてバラしたことなんてないので…表皮が破けて失敗したり、うまく元通りに戻せなかったりしたらどうしよう…とかいろいろ考えちゃいます。

それにシートを剥がす人ってそうそういないので、結構というかかなりチャレンジングなクルマいじりになりそう。

と思っていたら、最近はそれなりにシートをバラされる方も多くなってきてある程度情報が集まりやすくなってきました。

そんなときに目にしたのが、RAV4 kitty さん (以前は G's kitty さん) の整備手帳 ( https://minkara.carview.co.jp/userid/1007556/car/1076525/2126141/note.aspx ) でした。

こちらは、先ほど紹介した プリウス S ツーリングセレクション G's (以降は プリウス G's と表記) に社外品のシートヒーターを取り付けられている整備手帳なのですが、同型のシートが分解されている写真みることができてすごく参考になりましたし、この記事が今回私のチャレンジに火を付けました。

やってみようじゃないの!
---

それと今回のチャレンジではもうひとつ、自分の中で注目したことがあります。


オーリスを購入してすぐ…すごく初期のころにエーモン工業から出ているスイッチホールに取り付けるタイプの USB 充電器をシフトレバー前の物入れ (インパネボックス) のスイッチホールに取り付けました。

この作業を行ったときに目にしたのが使用されていない2つのコネクター。(写真)

これ、なんのコネクターなんだろう…とそのときは思うだけだったのですが、後日電子技術マニュアルを手に入れたあとに調べたところシートヒーターの配線であることが分かりました。

『えっ、もしかしてスイッチをつないだだけでシートヒーターが使えたりする?』

なんて思いましたが、シートの下を見ても当然そんな配線なんかなくて…。

120T “RS パッケージ” は別のグレードの RS と同じ内外装…シートが装着されているのが売りなので、RS 用シートにシートヒーターが設定されていない以上、シートヒーターなんてものはありません。それに合わせてスイッチがないということですが、途中の配線は 120T の仕様のまま。

『せっかくあるから、これ。使いたいね~。』

そのときからずっと思ってました。

あ、あと大事な情報が。

私、SQUARE のオーリスは 120T “RSパッケージ” なのですが、標準地仕様ではなく、寒冷地仕様のため、もしかすると標準地仕様にはこのコネクターがないかもしれません。

しかし、120T “RSパッケージ” に関わらず、そもそもの既存コネクターがない場合でも、この2つのコネクターがどの品番であるのかはすでに判明しているため、手間はかかりますが自前でコネクター作成、配線を引き回すことで純正風にしあげること自体は可能です。

つまり言い換えると、120T “RS パッケージ” 以外でも、シート形状が同じであれば同様の作業を行うことは可能です。

ちなみに写真のコネクターの大きい方が運転席側コネクターでトヨタ純正の 90980-12135、小さい方がトヨタ純正の 90980-12012 (よくコネクターを購入する auto-eparts さんの表記では 040型III/メス6極カプラ(A) [040III-06F(A)] ) です。
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昔は、自分の技量ではとてもシートヒーターなんて取り付けることなんて無理、無理!って思っていましたので、このとき見つけた配線を別の用途に使用していました。

というのもエーモンの検電テスターで調べたところ、配線は生きていました。

つまり、シートヒーターはつながっていないんだけど、シートヒーターの電源としてのプラス側、スイッチを夜間光らせるイルミネーションの電源、それとイルミネーションの電気が帰るマイナス側など配線は生きていることが分かりました。

ということは、装置が何もついていないけど、それぞれの電気類は来ているので、ある意味他の既存の装置に影響を与えること無く電源が取り放題の配線だ!

そこで、この配線から IG 電源、イルミネーション電源 (以下 ILL+) を分岐してこれまでいろんなクルマいじりに使用してきました。

図は実際に運転席側のシートヒーター用コネクターに自作の分岐ハーネスを作成して電源を取りいろんな物を接続してた時の図です。

こんな感じでこの配線にはいろんな物がぶら下がっています。 (^_^;)


【関連整備手帳】
・トヨタ純正 インテリアイルミネーション付属スイッチの換装 その4 - LED 入替作業2 と配線作業
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4303780/note.aspx
※図はこの整備手帳作成時のもの。
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また、シートヒーター用の配線も配線自体は通してあって普通に使えることが分かりました。

(具体的には、図の点線の部分…桃と赤の各2本、合計4本の配線が運転席、助手席のそれぞれの足元までは配線が来ていることが分かりました。)

…と、いうことで、これまでの電装系のクルマいじりではシートヒーターを『使わない』前提で配線をしていたたため、最初に現状の配線を見直す必要が出てきました。

【関連整備手帳】
・トヨタ純正 インテリアイルミネーション付属スイッチの換装 その1 - 配線・設置場所確認
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4303154/note.aspx
※図はこの整備手帳作成時のもの。
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これまでは、図2 のように運転席側のシートヒーター配線から分岐する形で、いろいろとぶら下げていました。

まずこれをシートヒーターだけが接続される純正状態に戻したい。

しかし、完全に戻してしまうとこれまでの配線のやり直しも発生する…。

ディーラーオプションのインテリアイルミネーション (2モード) のスイッチ配線もやり直し。

さて、どうしたものか。

いろいろ考えて、最終的に実施したのがこの図です。

具体的には…
①ディーラーオプションのインテリアイルミネーション (2モードタイプ) 付属のスィッチから換装したスイッチ (ルームランプスイッチ) 用の配線を再度自作し、運転席側シートヒーターコネクターからイルミ電源と電源を取らないように変更しました。(図でいう、一番右の配線を新規で作成しました。)

②IG 電源の分岐を、運転席側側コネクターの3番・黒線 からではなく助手席側コネクター 2番・黒線 からの分岐に変更。

これは当初から運転席側より助手席側のシートヒーターの使用頻度が低いことが想定されるためです。

これで図2の配線が、この図の真ん中のように純正配線のみの状態に戻りました。


③ ②で説明した助手席側の IG 電源にリレーを接続し、リレーで制御される側の電源にこれまでに別の作業で引いた配線…バッテリーから太い電線を直接車内に引いてきた常時電源 (いわゆるバッ直) を接続。(配線の太さから余裕を持った設計容量を 10A として、それに対応するヒューズを配線の間に入れています。)

この自前で引いた常時電源についてはここでは詳しく触れません。気になる方は下記の関連整備手帳のリンク先をごらんください。

【関連整備手帳】
・エンジンルームから車内への配線の引き込み作業 その1
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4932828/note.aspx

└・エンジンルームから車内への配線の引き込み作業 その6
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4934032/note.aspx


この配線に今まで運転席側コネクター 3番の IG 電源 から分岐して電源を確保していた装置類をリレーに接続することで IG 電源に連動するバッ直…つまり大容量の IG 電源を作成しました。

これで、シートヒーター配線から見たら消費電力はリレー分の 46mA だけが増えますが、全体としてみた場合だとこれまで運転席側コネクターの IG 電源に接続されていた物が IG 電源連動のバッ直側に変更されることでさらに余裕ができた状態になります。

とはいえ実際は常時電源には常時電源が必要な機器も電源として接続されているため、それらと合わせた最大 10A までが設計した容量となります。

④運転席側コネクターの6番 緑 ILL+ から分岐していたイルミネーション電源を必要とする機器は全てをナビ / オーディオ側の配線から分岐した ILL+ に変更しました。またそれに合わせて他の場所から ILL+ を分岐していたものも見直し、たくさん付けたいろいろなスイッチのイルミ用はナビ裏、イルミでリレーなど何らかの装置を制御している場合はシフトレバーの ILL+、ウェルカムポジション&テールランプ、自作ドアイルミなどの LED を点灯することがメインの場合は助手席側シートヒーターコネクターの ILL+ から分岐…と分岐場所になんらかの意味を付けてグループわけすることで管理をしやすくしました。


《120T シートヒーター用既存配線がない場合》
120T の既存配線がない場合は、必要なコネクター、端子を購入して自前で図と同じ電源やマイナス線を準備する必要が発生します。

ここではさらっと触れますが、IG 電源はナビ / オーディオ裏の5ピン (オーリスだと灰色のコネクター) 2番 青線から分岐して分岐したIG 電源でリレーを駆動 (制御) させます。

逆に電源側には常時電源をいれて IG 電源と連動するようにします。

その電源から取り出したものをシートヒーターの黒 IG 電源のピンに割り当てます。

なぜ、ナビ / オーディオ裏の IG 電源を直接接続しないかというと、ナビ / オーディオ裏の配線は電源容量が少なくとてもシートヒーターをまかなえるだけの電源容量はありません。ヒューズが切れるか、最悪の場合だと配線が熱を持ち発火したり焼き切れます。

ナビ / オーディオ裏には常時電源もありますが、同じ理由でナビ / オーディオ裏から常時電源を取るのもやめておいた方が無難です。

接続が全く同じというわけではありませんがこの図のリレーの接続が多少は参考になるかと思います。エレクトロタップで分岐すれば作業もそんなに難しくは無いかと思います。

ただ、バッ直の常時電源を引き込むのは大変ですね。でも一度引き込んでおくと電装品をたくさん触られる方は後々クルマいじりに余裕ができるのでおすすめしておきます。

【関連整備手帳】
(ナビ / オーディオ裏から各種電源を取る場合)
・ナビ / オーディオ裏から各種電源を取ろう! - その1
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/5335340/note.aspx
※イルミ電源 ILL+ などが取れます。 IG 電源はリンク先からさらにリンクをたどることで分かるようにしています。ナビ / オーディオ周辺の内装のばらし方も順番に見ていただければ、その2 のリンクからたどることができるようになっています。

(シフトレバーから ILL+ などの電源や、リバースレンジ信号、パーキングレンジ信号などを取る場合)
・車速感応ドアロック装置の取り付け その1 - 概要・配線図と自作ハーネス作成①
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4287621/note.aspx
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図4の中の一番右の配線…ディーラーオプションのインテリアイルミネーション (2モードタイプ) 用の換装したスイッチ用の配線はこんな感じに作成。あとはスパイラルチューブで配線をまとめていったん配線を引き回して長さを調整後、必要なコネクターを取り付けて接続完了。

※写真のコネクターは トヨタ純正の 90980-12135 を使用。
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図4のなかの一番左側の助手席側シートヒーターのコネクターからの分岐は、今回もエレクトロタップを使わず、自作の分岐ハーネスを作成することで対応。

助手席側コネクターに自作の分岐ハーネスを接続すれば簡単に分岐ができるようにしています。
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この分岐ハーネスを作成するとき、ちょっと特殊なのが既存配線を受ける方のコネクター。

これは、もともと基板にはんだ付けするタイプのコネクターで端子も全て最初からコネクターについてます。

端子も基板にハンダ付けするようにコネクターの裏側で曲げてあります。

ただ、基板用なのでいったん伸ばしてハンダ付け。

そのあと1本1本に収縮チューブを付けて、ヒートガンで縮めることにより写真のように各配線の絶縁を行っています。

配線は AVSS 0.5SQ を使用。

純正配線の太さを見る限り、このサイズのようなのでそれらに太さをそろえる形を取りました。(一応、念のためシートヒーター部の部品が届いてからも記載されているワット数 (W) から計算を行い、その結果、問題はなさそうでした。計算についてはシートヒーターのパーツレビューにて説明しています。)
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このような感じで、既存配線の見直し・移設を行い、もともとシートヒーターが備わっているグレードとスイッチの位置、並びが同じになるように整理。

数週間は写真のようにダミーカバーをはめて過ごしました。

この部分の分解・アクセス方法はこちらの整備手帳からどうぞ。

【関連整備手帳】
・エーモン工業 USB スマート充電キットの取り付け その1
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4164992/note.aspx


前準備が整ったので、次からはいよいよ本題のシートヒーター取り付けとその関連作業に入ります。

(その1 につづく)
フォトアルバムの写真
助手席側シートヒーターのスイッチに接続する自作の ...
整備手帳写真8のようにインパネボックスにはカバー ...

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