当時の日本と平和

　本日、約２週間ほど前に購入した「大東亜戦争の実相　瀬島龍三」を読破いたしましたが・・・色々と考えさせられる内容でした。　作者は元帝国陸軍参謀であり軍の中枢にいた人物で当時の情勢＆内情がよくわかります。　一般的にいう太平洋戦争は一方的な侵略戦争ってのが巷ではとおっているよですが・・・やはりそこには当時の状況や情勢が複雑に絡み合った中での結果であって本当に日本が行ったのが全てそのまま侵略と受けとっていいのだろうか？　そういう思いを頭に巡らせながら読んでみると少しは考えが変わるかもしれません・・・　
　特に印象的なのは真珠湾攻撃にいたるまで日本政府は最後まで戦争回避のための努力を行っていたということです。けして望んで戦ったわけではありませんがやhり当時の状況はそれを許さなかったのです・・・もし自分もこの状況に落ちいったら開戦を決意するでしょう・・・　支那事変（日中戦争）も決して領土拡大のため戦争ではありませんしそれを物語るかのように当初日本は不拡大方針をとり外交による解決を試みようとしましたが相手側の度重なる挑発行為と居留民の保護のための戦いが泥沼の戦いへと変わっていきます。　自分も日本がすべて正しい行いをしたとは決して思っていません、やむ終えずとはいえ中国や東南アジア諸国には多大なる被害をあたえたでしょう。だがそれがただの侵略だったのかというのをもう一度考えてみてはいかがだろうか？