ゆーさく＠アリスタント⑨州支部のブログ一覧

ダブルレインボー♪

　今日は長崎に２個目の原子爆弾が投下されソ連が日ソ不可侵条約を破り満州に侵攻し太平洋戦争の完全敗北が決まった日・・・　一年前の今日自分は愛車を失った・・・己の過信により友人を傷つけてしまった、車内からはい出だし暗くて良くわからなかったがもはや再び走り出す事の無いであろう愛車を見た。

　あっという間の一年、突き破ったガードレールは新しくなりなぎ倒された草も又生えた壁の傷も目立たなくなった・・・つい昨日のようにさえ思う悔やんでも悔やみきれない・・・　朝起きて空を見るとどんよりと曇り雨がぱらつく一年前も雨だった。　僅かな判断の謝りが取り返しのつかない事態になることを知った・・・だが運河良かっただけなの全員軽症ですみ後々の処理もスームズで得にあとぐされなく終わった。

　しかし、愛車のエイトは見るも無惨な姿と成り果てていた、あれを見たとき「よく無事でいたもんだ」と心底思い愛車に「すまない」という謝罪の言葉が頭を駆け巡った。　　右側の足回りはアームから折れルーフの運転席側はギリギリシートで止まっていたリアは見るも無惨だった・・・

　自分は車に対してはあくまで移動手段＋αで接してきた、無論一工業製品として見てるわけで意思があるとかないとかは思ったことは無い・・・　しかしあの時ばかりは「もしかしたら？」とすら思ったがよくよく冷静に考えればあるはず無く「運」が良かっただけである。　しいて言うなエイトの衝突安全性能の高さ大きく起因しているということであろう・・・

　そう思いながら一年という月日が流れた、新しい愛車に乗り新たなる出会いもあった・・・だが決して忘れる事は出来ない、それを完全に忘れた時再び悲劇を起こしてしまうだろう。　あの事故により自分は事故の悲惨さを目の当たりした・・・未だにウェットコーナーでは記憶がフラッシュバックする、恐くなると右足はおのずとブレーキペダルへ伸びる。　エイトは自分に「事故」の恐ろしさと悲惨さを教えてくれたこれは間違いない、あの事故は未だに心のリミッターとなっている。

　珈琲を垂れてみたカップは２つ１つは自分に１つはエイトに・・・我ながら何をやっているのか少々おかしく思ってしまう・・・　未だに町中でエイトを見るとついつい目で追ってしまう、自分に車の楽しさをおしえてくれた車だった、１ついえる事は自分はRX−８という車に合って未だに胸を張って「良かった」といえる事実がある。

　車は機械であり一生乗り続ける事はとても難しい、出会いがあればいずれにしろ別れがやってくるどういう形にしろそれが一般的であり自分は唐突にそのときがやってきただけの話・・・もういまさら車に意思があって助けてくれたとは思わない・・・だがもう事故を起こさない事が自分にとっても周囲にとってもなによりエイトにとってそれが一番だと思っている。　
　
　最後に事故の時色々励ましていただきありがとうございました、それとこれからもなにとぞ宜しくおねがいします。