2013年03月11日
怖いね(え
MMDみて何だか戦記熱が出たのでなぶり書いてみた(あ
崩壊の第三帝国 赤の衝撃「バグラチオン」
1944年6月22日、独ソ戦開始より丸3年が立った。腐った納屋は一蹴りで脆くも崩れさると豪語したヒトラーの元315万人を動員したバルバロッサ・・・・・・ 広大なソ連の大地は正に未知の領域でありもはや常識は通用しなかった。 正にナポレオンと同じ運命を辿る。
スターリングラード クルスク もはや主導権はドイツの手からソ連へ、ウクライナは奪還され残るは開戦以来ドイツ野戦軍主力たる「中央軍集団」の居座る「ベラルーシ」のみとなっていた。
北方 南方の戦線縮小に対し中央は安定を保っていたがそれをして不自然に中央突出し「バルコニー」と呼ばれていた。
同月6日、米英によるノルマンディーへの上陸「オーバーロード」が開始、遂に二方面戦線が開かれドイツは予備兵力を抽出、西部戦線への部隊を移動、特に航空兵力は大幅に引き抜かれ東部戦線の制空権は無きに等しくなる。
ドイツ上層部は敵の主攻勢は再びウクライナ方面とみて兵力、特に機甲兵力をウクライナ方面へ配置、中央軍集団のベラルーシは手薄であった。
ゴォーゴォーとベラルーシの空に響くエンジン音、次第に近づくその音に陣地にいた兵士達は空を観上げる。
「なんだあれは・・・・・・」
空には数えきれない程の無数の黒い点が点在し、次第にハッキリと形を成し次々と降下してくる。 ll-2イリューシンシュトゥルモビーク、ドイツ兵の間で「黒死病」と恐れられた攻撃機が緩降下の元 機関砲 翼に付けたロケット弾 搭載爆弾 等でドイツ軍陣地に襲いかかる。
グォーン ドォォン ガァァン 各所で耳を劈き大地を揺るがす爆音が響き渡る。
「一体何なんだ・・・・・」
「ルフトバッフェは何をしてるんだ!!」
塹壕で踞る兵士達は口々にこの絶望を嘆き愚痴った。 空爆が過ぎ去り被害確認をしようと各員が動こうとした時前方より金属を引っ掻く様な音いや金切り声の様な禍々しい音が聴こえてくる。
「スターリンオルガン!! 全員伏せろ!!」
一人がそう叫び全員が近場の壕に間に合わない者はその場に伏せる。 劈く様な音の元次々と飛来物が着し爆炎をまき散らす。 トラック等に乗せられた簡易発射機に備え付けられたロケット弾をバラまく兵器 命中率は良く無いがその音と広範囲への制圧力からドイツ兵達から「スターリンオルガン」と呼ばれた多連装ロケット発射機である。
それと同時に大小様々な砲が火を吹き存在するモノ全てを粉砕するかの如くドイツ陣地に降り注ぐ。 正に「戦場の女王」と呼ばれる所以である。
天地を劈き、万物を吹き飛ばすかのごとき砲撃が止まった。
ある小隊長は先ずは自分が今生きている事を確認し、ふと壕から頭を覗かす。 回りの風景は先ほどとは一変し回りにあった木々はなぎ倒され多くの火点や塹壕は潰れ埋まり陣地は既に体を成していなかった。
「無事な者はいるか!?」
そう叫ぶと生きてる者が塹壕から頭を覗かせる。 有る者は埋まった様な状態から正に這い出るかの様に頭を覗かす。
「被害状況の確認、急げ!!」
そうは言ったが確認せずとももはや分かりきった状況だ。 先の空爆と砲撃で陣地は崩壊、後方の砲兵陣地も同じ様なものだろう。
すると前方から地響きの様なものが聴こえてくる。ふと地面に耳を付け聴く。 ギャタピラが地面を押しつぶし進む音、戦車だ・・・・・ しかも相当数の・・・・・
「前方敵戦車部隊、数多数!!」
双眼鏡を覗く兵士が正に悲鳴のごとき声で叫ぶ。 次第に大きくなるその姿は正に死神のごときであった。
「総員戦闘配置!! 各員持ち場に着け!! 対戦車戦闘の用意!!」
小隊長は振り絞るかの様な声で部下に伝達を下す。 下がる事は許されない。 総統より死守命令が下っているからだ。
「埋まった壕を掘れ!! 其処にMGを!! オーフェンロール(パンツァー・シュレク)をこっちに持ってこい!!」
迫りくる敵を前に出来る限りの準備を整える。 今は任された任を果たすしかないのだ。
「オーフェンロールはギリギリまで近づけろ、焦るな 外れたらそこでおしまいだ!! MGは随伴歩兵を狙って戦車との連携を妨害しろ!! 」
もはやすぐ其処まで迫る大量の敵戦車、息を潜め確実に殺れる位地まで引きつける・・・・・・
「撃て!!」
小隊長の射撃命令と共にオーフェンロールが火を吹く。 若干の山を描き約105m毎秒で戦車に吸い込まれる。
喰らった戦車は動きを止めハッチから戦車兵が飛び出してくる。 ある戦車から出てくる戦車兵は火だるま状態で狂乱して飛び出す。
逃げ出す戦車兵にMGが火を吹き次々にバタバタと倒れる。 しかし無論全ての戦車を仕留めれる筈もなく発射点に戦車砲や車載機関銃の猛射が加えられる。
逃げ遅れた者は次々と餌食となり吹き飛ばされ蜂の巣にされる。 更に近距離でパンツァーファウストが火を吹き数両を仕留めるもそれが限界だった。
次々と陣地は蹂躙され随伴歩兵がなだれ込んでくる。 歩兵を引き離す弾幕を張るMGも戦車によりとうに潰されてしまった。
「畜生!! 畜生!! 来るな!! 来るな!!」
「もう駄目だ・・・・・ 神様・・・・・・」
怒声と悲鳴が入り交じり地獄の模様をみせる陣地内、「ウラー!!」の叫び声と共に次々と歩兵がなだれ込んでくる。
「怯むな!! 奴らを追い返すんだ!!」
もうそんなことが無理だとわかっていながらもそう言うしかなかった・・・・・それは自分に言い聞かせるかの様な呪文のようでもあった。
そう叫んでいると彼の胸を数発の銃弾が打ち抜いた。 彼はその場に崩れ落ちる。 もはやは衛生兵も居ない・・・・・ 肺を貫通したらしくもう声も出ない。
倒れた彼の上をソ連兵が跨ぎ又踏みつけていく。 遠のく意識の中彼は此れからの祖国の未来と残してきた家族の事を思った・・・・・ そしていつの間にか息絶えた。
怒濤の攻勢はベラルーシ各所で展開された。 圧倒的戦力をもって攻めるソ連軍を前にドイツ軍はまともな手をうつ事はできなかった。
死守命令を受けその場を動けない部隊はあっという間に 迂回 包囲 され「殲滅」された。 それはまるで1941年のソ連軍の姿・・・・・ 立場は逆転し、 中央軍集団は無惨にも壊滅した。
ミンスクは奪還され戦線は次々と後退、戦線は独ソ開戦時の場所にまで押し戻され北方軍集団はクールラントに取り残された。
地獄の戦場はもうドイツ本土に迫りつつあった。 ニ正面作戦となりもはやドイツの勝機は無くなった。 しかしそれでも戦いは終わらない。
二人の独裁者の戦いは多くの血を搾り取りその土地を紅く染める。 まるで大地は血を欲しているかのごとく。
崩壊する第三帝国、もはやその歯車は止められない。 一人の男の野望は此処に潰えようとしていた。
てな訳のわからない駄文ができた・・・・・・ 改めて文才の無さに驚愕(汗)
戦記読むのは好きだが書くのは難しい・・・・・ 書く人は偉大なりと改めておもった。
Posted at 2013/03/11 23:03:42 | |
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2013年03月11日
マジに胸熱・・・・・・ 某氏より教えてもらったが。
【東方MMD】「れっどあらーと!!!」 act.5
溢れ出すカリスマとその紅さ!!! 圧倒的兵力と迅速な攻撃・・・・・・ 正に疾風迅のごとし・・・・・・ 歩兵と戦車の見事なまでの共闘作戦・・・・・・・ その興奮を抑えきれない。
てかソ連の音楽は色々と高揚させる曲が多いよな(あ
さて自分も進撃しよう!!(謎
Posted at 2013/03/11 20:46:06 | |
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