
トヨペットを出る前に事前に連絡していた友人Kから用事が終わったとの連絡、Kから「何する??」とメールがきたので「86乗りに行かね??」と返信すると「イイネ〜行こう!!」と乗り気の返信だったため一応トヨペットの方に確認をとり大分の方へ試乗へ赴く事にしました。
Kと合流するとK君すかさず「行きは運転させてくれ」とのことww 流石オフロードバイク&ジムニーでオフロードを攻めまくる彼は一味違うね〜
そんなこんなんでゆっくり10号線を北上し大分市内へ宮崎交差点にあるトヨペットに到着、其処には赤い86が置いてあり見ていると営業の方が寄ってきて「どういうご用件ですか??」と聞かれ「86を観にきました」と一言いうと「86!! 試乗ですね!! ○○君〜 試乗の準備して〜」とまだ「試乗」とは言ってないのに即試乗へww 対応から僅か3分程で車内へ、久々のクーペの車内、タイトな雰囲気がする・・・・・ グレードは最上級のGTリミテッド、内装はレッドを多様していて観る迄は「なんだか目が疲れそう」とか思っていたがそんな事は無し、とりあず自分が運転 K助手席 営業さん助手席側後部席で出発、因にATです。
Dレンジへ入れ出発、左右の見切りは非常に良い、店から出る前に一停・・・・やはりブレーキは初期制動重視、しかしちょっと効きすぎて慣れんといけない感じ、道に出て無味込めばス〜と回転があがり速度が上がる。 電スロのギクシャク感はあまり感じない、しかし超絶レスポンスってわけでも無いがでも思ったより全然良い。
Dレンジからマニュアルモードへ入れパドルでアップダウンを行いながら走行、メーターを見ると中央のタコメーターと同じくデジタル速度計、横には260Kまで刻んだ速度メーターがあるが・・・・・ぶっちゃけ中央のデジタル速度計があれば要らないし260もあると見辛い(汗)
交差点を曲がる時にステアを切り込み曲がる・・・・・前輪が梶を切り後輪が駆動するFRの感覚、FFのシビックとは違った本当に自然な感覚、交差点を曲がっただけでわかる違いは本当にあるんだな〜と実感、乗り心地は角が無く柔らかめな感じ、激しく攻めた場合はどうなんだろう??
道は休日でもあり混んでいたのでつまり気味であまりアクセルが踏めないので一度速度を落として距離が空いて踏み込んでみる・・・・・ 踏み込んでいくと回転と速度が同調するように上がっていく、「スー」と滑らかに吹け上がりながらの加速、けして派手な演出はないけど非常に気持ちの良いNAならではの加速に個人的は物凄い良いと思った。
そんで一度店に戻るとそのままKに交替して再び試乗コースへ、同じコースでの試乗だが明らかにKの方が踏んでる・・・・・ 営業さんちょっと冷や汗かいていたぞ(汗) まぁそんなこんなで試乗を終了し今度は店内展示されている86のエンジンルームなんかを見る・・・・・水平対抗ってなんだか不思議な感じがするエンジンだな〜とか思いながら色々と雑談をして帰路へつく事にした。
しかしこのクルマに乗って非常に懐かしさを感じた特に車幅や中央のタコメーターとデジタル速度計・・・・・・ そうRX-8だ。 エンジン特性も上迄雑味無くスムーズに吹ける感じ、若干不足気味の低速トルク(でも支障のあるれべるではない) 切り込めばスッと入るノーズ それでもってパドル付きのトルコンAT(出来は断然86)・・・・・ 正に前乗っていた愛車RX−8と被るんだ。
無論設計された時代も違いエンジンもレシプロとロータリーホイルベースや全長も違うしなにより2ドアクーペと4ドアクーペ・・・・・ だけど驚く程に重なる、そのある一点「クルマを操る楽しさ」という面でこの2台が自分の中で大きく重なった。
RX-8を失ってもう2年以上・・・・・記憶の中で薄れつつあった思いが一気に蘇った!! そして最近少し・・・・いやかなり失われてきた「運転の楽しさ」を再び感じる事が出来た。 そう免許取り立ててでぎこちないながらも、ステアリングを切る度に楽しさを見出していたあの頃が・・・・・
走りの味付けやベクトルは違うが基本的な「運転する楽しさ」一点については本当に共通している。 自分は家電的なクルマはそれはそれでクルマのあるべき姿とおもっていて否定的ではないし寧ろ肯定的だとすらいえる。 しかし答えが一つではない様にこの86と言うクルマのベクトルやあり方もまた一つの正解だと思っている。
多くの資金と情熱が生んだこの86とBR-Z、これを発売迄漕ぎ着けたトヨタとスバルの両社、特にトヨタには賞賛を送りたい。 この時代にこのようなクルマの存在を再び表舞台に出したという偉業、どう評価されるかはこれらの人達次第だろうけど今日試乗した自分とK2人はほぼ同様の感動を味わった。
帰りは2人で運転を交替しながら86の感想やEP3との違いを熱く語りながらの帰路、バイクも乗っているKはブレーキの効き方やアクセル開閉での不満もあるらしいがあの操縦性やボディーサイズは非常に気に入ったと言う。 そして2人揃って「今日乗りに行って良かったな〜」と口を揃えて言った。
無論今の使い勝手やら経済性を考えればこの2人は購買層にはあてはまらない。 でもこのクルマには十分な魅力がある。 それは絶対的速さや官能性や超絶レスポンスではない。 ステアリングを切れば伝わってくる「ワクワクする楽しさ」だと思う。
限界がどうだとか何千回転のツキがとか専門的な事は全然わからない自分みたいな素人でもあのクルマは確かな「楽しさ」を伝えてくれた。 これほど分かりやすいクルマも少ないと思う。
これからどうなるかは無論わからないが自分はこの86というクルマの可能性に本日乗って期待をもてた。 だからこそ此れから先のクルマ業界に幸あらん事を願った今日という日でした。
Posted at 2012/04/15 21:33:57 | |
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