かたばみのブログ一覧

久しぶりに早く帰れたぜ。
この時間なら1回くらいは洗濯機動かしても大丈夫かな？
洗濯機が室外のボロアポートだからこういうとき困るぜ。
大量の洗濯物の中から必要最低限のものをピックアップして洗濯機に放り込み動かす。

なんだろう、今なんだか楽しい。

たまに意味不明の幸せ気分になることがある。
今がそれだ。
早く帰れたのは嬉しいのは嬉しいがこれが原因じゃない。
むしろ今の状態はどちらかと言うと不幸よりなんじゃないだろうか。
そんなときでもたまにふと訪れる不思議幸せタイム。
逆にいきなり落ち込むなぞのダウンタイムもある、こちらも原因はわからないぜ。

そんなまれな状態。
これを逃がしてはならないと幸せ度を一気にアップさせるべく紅茶を入れた。


ん～、シアワセだぜ♪


夜中に動かすのがはばかられる音を立てて
部屋の外でゴゥンゴゥンと洗濯機がまわってる。

…つらい？からい？
俺としたことが不摂生な生活や偏った食事のために口内炎ができちまった。
気にしまいと思えば思うほど舌でいじってしまい被害甚大だぜ。

不摂生な生活は時間間隔が麻痺しちまったせいじゃなかと思う。
そろそろ23時だから寝る準備をしようとふと時計に目をやれば…シット、午前2時過ぎてるぜ。

話は脇道にそれるが眠くなる前にベッドに入って眠ろうとするのが一番の贅沢だと思うが、ここんとこ実践できてねぇぜ。

偏った食生活は、節約のために朝と夜の自炊を始めたからだろうか。
ぱっとみ冷蔵庫に野菜や果物が足りない。
今からスーパーに殴りこんで果物を丸かじりってのもよいが、白雪姫のような丈夫な歯茎じゃないので丸かじりは簡便、しかし切るのは面倒くさい。
ならば充実野菜を買って飲んでやるぜ！とも思ったが結構なお値段で踏み出せない。

そんな毎日だったから、たまにはババンと大枚はたいてメシを食わなければと思い、お昼は豪勢に行くことにした。
豪勢なんていっても特に思いつかない。
一番客の少なそうなタイ料理店に静かに体を滑り込ませ、すばやく席に着き、豪快にメニューを開いた。

どのメニューもなんだか栄養満点にみえるぜ。

俺は日本語が苦手そうな店員にトムヤムクンのラーメンを指し示すとパクチー多めにしてくれと伝えた。

「パクチー、イラナイ？」
いるいる！　いっぱい、いっぱい！
「オー、パクチー好キネ！！　栄養満点ヨ」

パクチー好きの客は珍しいのだろうか、でもタイ料理店に来る客なら好きな人もいるのではないだろうか。
大盛にしてくれとかいう変な客は俺だけなのだろうか。
ともかく大喜びで承諾してくれた。

パクチー、魅惑の香草。
おいしい店があると連れられて初めてトムヤムクン（ラーメンじゃない）を口にしたときは、その酸っぱ辛さに絡みついたパクチーの不思議な味は、連れ人が俺のことを何か心底恨んでいて仕返しに食らわせられているのかと思ったほど受け付けなかった。
しかし、不味いと感じても3回は口にしてみると決めている俺はその3回のうちにいつの間にか虜にされてしまった。

そんな俺のパクチー歴に思いをはせているとトムヤムクンのラーメンがパクチー超山盛りでやってきた。
タイ人は加減をしらないのか？（笑）
まぁ全部もしゃもしゃと食ってやるがなっ！！

鼻息も荒く、まずはレンゲを手に取り、山盛りパクチを押しやり麺を押しのけ、その魅惑のスープをいっきに口に叩き込む。
口に広がる酸味と強烈な辛さとパクチの織り成す癖になる味、そして……。

そして俺は口内炎だったのをガツンと思い出す事になった。

ジーザス

事件がないぜ…！
いや、事件はいっぱいだけど、インパクトの有る事件がないぜ

ミニの上に桜の花びらがいっぱいかぶさってて癒されたとか
そんなハードボイルドっぽくないのばっかりだぜ

はっ　もう三時！


数年ぶりの自宅パソコンはすごいパッチの量だったぜ

「社長の前でそれはどうかと思うよ～」
　咥えタバコならぬ咥えToppoをしながら仕事をしていたら言われちまったぜ。
謝罪しつつ咥えたまま手を使わずに急いで最後まで食べた。
「いや、だめってわけじゃないけど…とりあえず一本頂戴」
すかさず差し出すと、それを受け取りおいしそうに自分の席で食べてた。


やがて俺に注意した彼の元にプリントを手にした重役が来た。
「すいません次の予算会議で……嬉しそうですね、社長」
「かっきー（俺のことらしい）にもらったの♪」
かっきーって誰だよというような顔をしながら社長の指差す方、すぐ近くに座っている俺の方を重役が振り向いた。
机に広がる仕事の資料とお菓子達。

ど、どどどど、どうしよう。
とりあえず……

いっぽんどうぞ
「お、ありがとう」
いえいえ



これぞハードボイルド危険回避術！！


回避できてないかも

　いつもこの時間（もちろん業務中）は出歩いてしまう。
　規則的な生活は危険だがこの時間になるとどうしても体がうずく。
　いや、むしろ魂が疼きやがる。

　買い物が終わり机への道を急ぐ道中、エレベーターで昔の馴染みに出会った。
　彼女とは3年前に同じプロジェクトで戦った仲間だ。
　ふんわりした雰囲気と裏腹に、空気を読まない歯に衣着せぬ発言は客にも気を使わせてしまうほどで、最後は何故だか客が彼女に謝って自ら納期を三ヶ月も延期させてしまうほどのツワモノで本人は自覚なし。

「久しぶりですね」
おうっ久しいな。
「……相変わらずなんですね、なんか癒されました」

　何故だが生暖かい目で見られながら言われちまった。
　手にはさっき買ったばかりのLOTTE大人のTOPPO苺のオムレット味、これが問題だというのか。
　買うとき迷ったが、やはり苺はだめだったのか、パッケージがちょっとかわいらしいし。
　珈琲のエクレア味にしたほうがよかったのだろうか、しかしそれは先日買ったばかり……。
　まあいい、ともかく早く机に戻って食べながらみんカラを（ぇ）