
シャワーを浴びて小奇麗なシャツを羽織ると、お気に入りの本を持って出かける準備をする。
今日は久々の自分で決めた休暇だ。
最後は携帯電話は電源を切ってバッグの奥に放り込めば、だらけた 休みを過ごす準備は万端だ。
もう道ゆく人が「ちょちょちょちょっとちょっと、溶けてますよ!」と、どもっちまうくらいにまったりこってりとダラダラにだらけてやるぜ。
だらっだらにだらけてやるぜ!!(二回目)
車もバイクも使わない、いや雨が降ってるので後者は使えないか。
電車と徒歩で喫茶店に向かう。
エレベーターで最上階まで昇るとお目当ての喫茶店がある。
ここのコーヒーはちょっとお高めだが量が多い、長居するにはもってこいだ。
しかも店内にはいたるところにいろんなジャンルの本が転がっており、さながら図書館、までいかないまでも書斎のようなつくりになっていてもとから長居を推奨するコンセプトになっている、と俺は信じている。
コーヒーは実は苦手だ、だが小さい頃からなぜか毎日のように飲んでしまう。
でも一言目は決まって「苦い」か「まずい」だ。
付き合いの長い友人などはもう気にもしていないが、作り手にしてみたら残りのコーヒーを頭からかぶせた後、裏口から蹴りだしたくなるに違いない。
今日もコーヒーと思ったが、気になるメニューが俺の気を引こうとちらちら視界の脇に映りこむ。
しょうがないヤツだ、こいつを頼むか…。
だが問題はイメージだ。
これはちょっとだけカワイこぶってるようなきがする。
"ロイヤルミルクティーましゅまろ入り"
流石の俺でも、これはあまりハードボイルド的ではない気がする。
これをクールに注文するにはどうしたらいいのか、それとも涙を呑んで別のものを頼むのか。
to be or not to beざってぃっざくえっしょん…。
くそっ俺も男だ、いったれーっ!!
「ご注文はお決まりですか」
顔を上げるとそこにはまってましたとばかりに待ち構える店員!
待ち伏せかっ?!
いや、これはそろそろ注文くるんじゃないかというプロの読みだ。
やるなっ。
俺も負けじと堂々とした小声で注文する。
「
ロイヤルミルクティーま、ましゅむろ…」
「
ロイヤルミルクティーましゅまろ入りですねっ!」
ぎゃあああぁぁぁぁ!
元気に復唱された、復唱の要なし。
しかも噛んだのをクスリと笑いながら復唱しおってーっ!!
それは俺に対する挑戦か?挑戦だなっ!
「ご注文は以上でよろしいですか?」
「あ、
アップルパイもください!」
Posted at 2008/07/01 10:14:08 | |
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