休日。

今日は休み..目覚ましを切り忘れ起床。二度寝して8時。三度寝して10時。綺麗な青空から日光がﾌﾞﾗｲﾝﾄﾞの隙間を縫って降り注いでいた。暑くて汗だくだった俺は、たまらず布団を蹴散らした。すると、涼しげな風が。

『平和だなぁ』。

何度となく心が折れそうになっていた俺の背中ををｽｯと押してくれた、そんな気がした。こんな奴もいれば...

家族を、家を地震で失った沢山の方々。戦力として戦争に送り出された子供達、その家族。遠く遠くの方でこんな事が起こっているのか、そう考えると自分が如何に小さいかが分かる。

最近は、家族との団欒を大切にしている。要は、甘えられる居場所がそこにあるから。ﾊﾀﾁになって親に甘える？一昔前の俺自身が一番嫌いだった人間像だ。そんな人間に、なってしまったのだ。

先に述べた方々の方が、よっぽど甘えたかっただろうし、辛い思いをしてるはず。『明日からどうやって暮らせば良いのだろう』。壊れる寸前まで追い詰められた人々が今日も明日からもやり場のない思いを背負って生きて行く。大切なものを失って泣く。自分の不甲斐なさに泣く。ｽｹｰﾙは違っても辛い思いは同じ。

同じ『涙』なら『嬉し涙』を流したいし、流して欲しいなぁ。