先ほど、ベロフの方が東京からわざわざ来てヘッドライトレンズの状況確認と交換品を受け取りました。
対応は非常に良く、さすが、トップメーカーのベロフです。
お詫び、調査、検証、対策、樹脂メーカーへの指導、全てに対して詳しく説明がありました。
不具合の原因はシェードを支える部分の樹脂に問題があったようです。
シェードを支えている樹脂性の部分は、ガラス繊維を混ぜて作られ、通常260℃までの耐熱効果があるように設計されているそうです。
しかし、今回の不具合の生じたバルブでは、樹脂メーカーの初期不良により、260℃の耐熱効果はなかったようです。
樹脂メーカーがガラス繊維をまぜ、新しい樹脂を作るときに、初期の部品だったためか、前の原料が残っていたためではないかという説明でした。
つまり、不純物が混ざってしまったと思われる初期に製造されたものだけに生じる不具合のようです。
また、シェードにも改良が加えられていました。
シェード自体を軽くするためにアルミを使用した結果、熱伝導率があがり、熱を持ちやすくなってしまったようです。
これにより樹脂に与える熱の温度も上昇し、樹脂が溶けてしまったと考えられます。
そこで、今回の改良品にはアルミよりも熱伝導の低い鉄製のシェードが使われていました。
この改良品、ベロフの方で180時間の耐久性を確認しているとのことで、同じ不具合はまず無いだろうとのことでした。
レンズに関しても良い対応をしてくれました。
HIDは、ハロゲンに比べ熱を持ちにくいという特徴を良く耳にしますが、ハロゲンより紫外線が多くそれによりリフレクターのメッキがくもることもあるようです。これは、車種によって差があるようです。(とは言っても今回の曇り方は明らかにおかしいのですが(^^;))
今回の件で、やはり流石一流メーカーのベロフだなと思いました。
全てにおいてとても丁寧で対応が良く満足です。
Posted at 2008/11/05 21:12:21 | |
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