FTRにSL230エンジン乗せ換え　パート②

シリンダヘッドのカーボンを取るのですが、メタルクリーンαと言う怪しげな白い粉を水20Lで1袋(600ｇ)なので、水6Lで180ｇを入れます。
近くの工具店で1300円ちょっとで購入しました。

水色の缶とカセットボンベは、６０℃～８０℃のお湯を使うことで、こびり付いたカーボンを落とせるので温める為に使います。
こんな素晴らしい洗浄剤があるなんて、良い時代になったものです。

アルミは6時間くらい漬け置きします。

どんどん汚れが落ちてきました、火も弱火でじっくりと温めます。

こびり付いたカーボンもビックリするくらい綺麗に落ちて、この後の作業も楽になります。

バルブの擦り合わせは重要な作業なので、しっかりとやりたいと思います。
擦り合わせの目的はバルブフェースとバルブシートとの当たりを出すことで、バルブが閉じたときピッタリと蓋ができるようにすることなんです。
これを疎かにすると、圧縮した時に圧縮した混合気が隙間から逃げてしまい、エンジン不調の原因となり最悪エンジンストップとなるので大変重要な作業なんです。

タコ棒にバルブを吸い付けて、バルブにコンパウンドを塗りキリの要領で回しながら、バルブフェースにたたきつけて、擦り合わせを行います。
叩きつけると高い音がカン、カン、カンとして、私は結構この音は好きなんです。
多気筒の場合は、そんなことは言っていられませんが・・・。

バルブ擦り合わせを行ったら、オレンジ色の光明丹をオイルで混ぜ合わせ、朱肉のような状態にしてバルブフェースに薄く塗る。薄す過ぎても厚くなり過ぎても、当たりの悪いところがあってもわかりにくい。きれいに塗ることができたら、バルブシートにぐっと押しつける。

ハンコを押す要領で。

擦り合わせは出来たのだが、バルブフェイスのシート当たり幅を測定した所、使用限度1.5mmなのだが、IN1.7mm EX1.9mmと外れてしまった。。。
バルブを新品と交換して再度チャレンジ。
最悪バルブシートカットしてもらうことになるかも・・・。

新しいバルブを購入

部番
IN 14711-KBB-900 2430円
EX 14721-KBB-900 3030円

ピストン・ピストンリングを新品に交換

部番
ピストン　13101-KFB-750　5100円
ピストンリングセット　13011-KFB-305 2620円
ピストンピン　13111-440-000 890円

新しいピストンはやっぱエエなぁ～！
ただこの後、シリンダに入れるのに結構手こずったのです。

三番目の溝に入る真中の波状のスぺーサーが重なって、その厚みで入らないのです。

本当にもう勘弁して下さいよーーーー。

もう、いい加減疲れました。。。本当にもう嫌だ！！