2012年06月29日
ども、久しぶりのブログです。
最近のニュースでは消費税増税ばっかりですね。
でも最近のテレビとかでは小沢グループが造反とか…次回の選挙を見据えて…とか政局の話ばっかりで、全然本質を射ていないってのが本音です(-_-)
正直政局なんてどーでもいいです。
どっちみち次回の選挙では民主党は負けるでしょうし。
まあでも消費税が上がるのはきついですよね。(先日衆議院で通過し、参議院で可決するとそのまま成立。否決されても衆議院に戻され可決されると衆議院の優越で成立)
試算では年収が500万の世帯だと年間12万税負担が増えるそうですよ…
家やクルマ買うなら・・・・考えたくもありません(-_-)
歳入より歳出がはるかに多く、国債発行により歳入不足部分を補っている現在、後世にできるだけ負担を残さないよう、財源を確保したい気持ちもわかりますし、その考えは賛成です。
まあギリシャと違って日本が国債1000兆円になっても、国民の預貯金の担保がある以上破綻は考えにくいですが、それでも国債が増えることは望ましいことではないので、少しずつでも減らしていかないといけません。
だからって消費税増税って考えが安易過ぎる気がします。
よく聞かれる話ですが、やはり無駄で削れるものは削るべきだと思います。
ぶっちゃけ国会議員の人数削減したところで微々たるもんですが、やっぱり議員や官僚が先に身を切って国民に示すべきだと思います。
事業仕分けなんてただのパフォーマンスに過ぎず、実際名前を変えて存続している法人なんて多数あります。 全然意味を成していません。
公共投資によるインフラ整備の削減は景気に直結するので配慮が必要ですが…
あと国際援助。発展途上国に援助することは大事なことです。国際的な流れとしては増やしていく方向ですが、国際的な貢献や援助によるメリットや義務を勘案しても、やはりもっと削っていくべきでしょう。だって国債発行してまですることかと。あと中国に援助とかホント意味がわからないです。
まあ無駄をもっと減らさないと国民は納得しないでしょうね。
あと制度上仕方ないのでしょうが、先に予算を決めるのが間違っています。
自分なら給料があってから支出を考えます。今月はお金がないから節約しますってのが普通では?
今の国はクレジットカード使い過ぎによる債務超過って感じでしょうか。
話が戻ってなぜ消費税なのかって話ですが、一般的には国民が無意識で払うものだから一度増税すると不満がでにくいとか、広く平等に課税できるとか、事務的に簡便だからって感じですか?
国民をだますの上手ですよねw
平等ではありませんし事務的に簡便でもありません。
消費税で議論される問題は逆進性と益税などがあります。
逆進性について、一見消費税は支出に対し平等に課税ってなりますが、税負担率という点では平等ではありません。
低所得者のほうが高所得者に比べ食費などの生活必需品に対する支出の比率が高いので、所得に占める消費の割合である消費性向が高くなるため所得に対して逆進的になります。
増税すると逆進性の幅は広がるでしょう。
まあ高所得者はその分お金を使うので、納税額としては高くなりますが、消費税負担率としては低所得者よりは低くなります。
政府は低所得者に対して給付型の軽減税率を行うと言っていますが、事務的負担の増加も懸念されるし、後付け感満載ですがどうなんですかね。
次に益税問題について。
益税は事業者が消費者から預かった消費税を法構成上の不備により事業者の手許に留保されて国に納めなくてよい状況が発生している状況です。
主に免税点制度と簡易課税制度から生じていますが、現在解消の方向に進んでいますが、税率引き上げにより、また増加するでしょう。
EUのようにインボイス方式の導入での解消も検討されていますが、弊害も多いことから、現行の帳簿方式のほうが良いという風潮です。
まあ言いたいのは、消費税を上げるメリットが10兆くらいの増収以外見当たらないということ。
それ以上に景気悪化と無駄削減のインセンティブの低下や上に述べた逆進性や益税、軽減税率等による負担緩和による減税策による減収などのデメリットが大きいのではないかと考えます。
それなら消費税廃止とまでは言わないが、法人税や所得税や付加価値税をも含めた税の一体改革を10年単位のスパンで議論すべきではないかということ。
なんか継ぎはぎだらけの税制にはうんざりしてます。
税金上げてしまったら下げることはなかなかないので安易に増税しないほうが良いと思います。
どうせ野田さんが通して、景気悪化等で政策失敗しても、知らん顔しそうですし、政治生命云々と国民生活を天秤にかけないでほしいです。
なんか文章がまとまりませんでしたが、税を勉強している身として思ったことを書いてみました。
あ、ちなみに海外に比べ日本は消費税低いですが、それは文化と歴史が違うからです。
日本はあくまで法人税と所得税の歴史があるのが前提であり、安易に比べるのもどうかと思います。
Posted at 2012/06/29 02:46:00 | |
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