黄８の松のブログ一覧

仕事が終わって忘年会♪

明日から3日までで短いけど、ゆっくりします♪

先日ワインのソムリエとしてイタリアで活躍している日本人を取り上げて放送していた。

バナナの匂いとかリンゴとかレタスとかに例え２０００種類以上の匂いを嗅ぎ分けることで２００９年のソムリエの賞を獲得した人だ。

実は俺は意外と臭覚は鋭いほうなのだ。

１８～２２歳まで勤めた会社のラインの塗装前の最終検査を若いにも関わらず任されていたのだが、目で不良を探すのだが鼻での嗅ぎ分けで焼け不良捜した事が多かったのだ。

流れてくる製品は使って５～７年くらいでリサイクル修理して使う各家庭の料金徴収に使っている電力量計なのだが、雷や過電流などで焼けている物が一日１０台以上も流れてくるのだ。

端子の焼けは誰でも捜す事が出来るのだが、巻き線の焼けは判別が難しいのだ。
ラインの流れ作業だから１４秒ごとに１台流れるし状態もマチマチ。
端子の欠け、ネジバカ、油、錆等いろいろ有り、ラインの中で修理しながらだから不良が少ないときは楽なのだが、不良でも修理可能な物が沢山流れてくると忙しいのだ。
そんな時は鼻がものを言うのだ。
目で見つける前に焼けを発見できるからだ。

さてここから本題に。
ワインにソムリエが有るなら音のソムリエが有っても良いと思うのだ。
かつてＦＭファンとかオーディオ雑誌全盛の時にオーディオ評論家なんて人が沢山居たのだ。

それは沢山のメーカーのいろんな価格帯のオーディオ機器を聴いて、ランキングだの音の雰囲気などを記事する仕事だ。
最近ではビジュアル機器の評論家でないと食っていけないのだが。
でもこの評論家の意見を鵜呑みにすると痛い目に会います。
彼らはメーカーから機械やお金を受け取っている訳だから、そのメーカーの悪口は書かないからだ。
唯一あてになったのが長岡さんである。
あるときＮＥＣのピラミッド形をしたアンプが発表され売りに出されたのだが、重量の重い（電源が強力な）アンプを褒めたのだ。
それまでスッチング電源とか言って軽量で貧弱な電源が当時モテ流行らせていたのだが、この発言によりメーカーが目覚め、高級オーデイオに強力電源が採用され、低音の厚みのあるシッカリした音質になったのです。

で俺はと言うと１８歳から沢山のメーカーのギリギリ手が届くかその直ぐ上の機種を４年程聴きまくっていた。
方法は同じ曲を同じヘッドフォーンなり、そこに有るスピーカーで聴いて自分の好みの音質はどれなのか？。
どれを買う対象にするかの視聴をしていたのだ。
ＳＯＮＹ，ＬＵＸＭＡＮ，ＹＡＭＡＨＡ，ケンウッド、アキュフェーズ、マッキントッシュ、マランツ、ビクター、パイオ二ア、オーディオテクニカ、ビクター、パナソニック、マークレビンソン、ティアック、ＡＫＡＩ、ダイヤトーンなどなど沢山の機器を視聴して耳が肥えたものです。
変化していくメーカーもありますが、意外と音質の傾向は変わらないものです。

この音質の違いを嗅ぎ分けるのってソムリエ？と思いません？。
でも何故か誰も言わないのが残念です。
しかしその４年間のお陰で俺は自分の好きな音は持っています。
参考になれば。