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前回に続いて、またゼロ戦を見学に行ってきました。

今回は、エンジン始動の動画です。
はじめは、レ-シングカーやバイクのノリで、楽しんで見るくらいで深く考えていませんでした。

しかし、いざエンジンが始動してみると、いろんな思いを馳せてしまった。
この52型のゼロ戦はもっとも生産された機体ではあるが、登場したのはすでに負け戦が濃厚。つまり、この新型へ乗り込んだ時期には、ベテランも意気揚々とはいかず、相当覚悟していたはず。

のちに、特攻機として５００ｋｇ爆弾を抱えて、使用された悲しい歴史の代名詞でもある。
その頃のパイロットは、せいぜい17歳～20歳前後。今でいえば、バイクか？車の免許取立てで、嬉しくてしょうがないはず。免許デビューと同時に上官（教官）から「ぶつかって死んで来い！」といわれるようなもの。それを思うと、勇ましくカッコイイ飛行機乗りの夢ではなく・・、死刑台のある部屋のドアを開けたような気持ちのはず。 「さあ！行くぞ！」ではなく、「さあ死ぬぞ！」そう素直に思えるだろうか・・。それを思うと、重い気持ちになりながらエンジン音を聞いていました。


注意
１、３：００～３：３０でちょっと指が邪魔。
２、回転数を上げた時にムービーのシャッター間隔とエンジン回転の同庁により、プロペラの回転が止まるくらい遅く錯覚に見えますが、実際には見えないくらい回転しています。

今回、見学の応募ができなかった方、いけなかった方、知らなかった方へ
朗報！！今月で終わりの予定でしたが、反響が大きく、また、アメリカのプレインズ・オブ・フェイム航空博物館側のご厚意で8月末まで延長。
また、新たな見学会も募集されるようです。
このサイトを小まめにチェックしてくださいね。


写真は、ゼロ戦と雷電戦闘機（設計者は同じく堀越氏）