夏の夜の怪奇現象…

先日の事です…

ちょっと急用が出来た為､秋田市まで行って来ました。

帰りがすっかり遅くなり、眠気に悩まされながら一人車を北に走らせていました。

ついに眠気に耐えられず、上小阿仁のトンネルを抜けてすぐの駐車スペースに車を停めました。

時刻は午前2時を過ぎていました。
車から降り、眠気を吹き飛ばす為､ストレッチをしたり深呼吸をしながら空を見上げました。


さすがに山の中、しかも月も出ていない空だった為､星がとても綺麗でした。

しばらく星空を眺めているうちに、眠気も幾分覚ました。


しかし、いや、やはり当然ですが、こんな時間の山の中だと他の車は一台も通りません。

ふと周りを見渡すと、先程通って来たトンネルの出口からは寂し気な灯かりが。そして辺りは不気味な程静まりかえっていました。
今の季節、しかもこんな山のど真ん中とあれば、虫の音が騒がしく響いていそう なものなのに…と思いながら、少し気味が悪くなって来たので再び車を走らせる事にしました。

窓を開け、生ぬるい風を浴びながら家路を急いでいたその時です！！





視界の左隅に何か白くボンヤリと光るものが映りました。

その白い物体？は、誰も居ない筈の助手席のスペースでフワフワと浮遊しているようでした。

これはもしかして、この世の者では無い何かと考えながら、突然現れた得体の知れない物体のせいで、私の心臓は一気に縮み上がり、脳はパニックに陥りました。


しかし、この物体をどうにかしなければなりません。
とりあえず車を止める為、ブレーキを掛けながら意を決して助手席側に目を向けたのです。

そこで私が見た物は…






なんと、窓から入って来た風に身を任せながら優雅に車内を漂っていた「空のコンビニ袋」だったのです…orz





そんな夏の夜の怪奇現象でした…