納車 その2 最終回
キャンピングカー購入構想開始(2012年3月)から1年7ケ月。
長いようで短い年月、いよいよトレーラー納車の日を迎える。
納車の日は小雨が降る多少肌寒い日でした。ショップから代車として借りた車を走らせ小1時間。
相方とあれこれトレーラーについて会話をかわし、二人子供のように心浮かれながらショップに着いた。
到着してすぐに事務所前に、アルファードとそれに連結されたアドリアが目に飛び込んできた!
見て第一声は「長い!」でした。「これ、引いて帰れんのかな…」不安もよぎる。
全長は悠に10mを超えているその長さに圧倒された。
そんなアドリアを横目で見ながら事務所に足を進めた。
▲アドリア納車記念スナップ
ショップのオーナーにいろいろと説明を受ける。
当初、アルファードにヒッチメンバーを取り付ける際、バンパーをカットするなど加工しないと付かないかも、と言われていたが
加工なしで何とか付けられたようだ。
普段はヒッチボールを外しておきたかったため、加工なしで付いてこれには安心した。
書類説明が一通り終わって、今度は外に出て実技訓練。
一番の肝はなんといっても「連結」だ。
今は連結された状態なので、外すところからの指導が始まる。
相方も、「途中で外れた!」なんてことにならないよう、熱心にメモを取り始める。
基本は7つのチェックポイント!
①ボールカプラーオン(グリーン表示)
②スタビライザー締込み(スエー防止レバー装着車)
③コネクター接続(電装7~12PIN)
④セーフティーワイヤー接続
⑤ジョッキホイール・アップ(又は取り外し)
⑥電装品の動作確認(ブレーキランプ・ウィンカーなどペアで実施)
⑦ブレーキ解除(走行開始時)
以上のような項目になる。
やはりあのような大きなものを牽引するのだから、一筋縄ではいかないようである。
さて、これ以外でも確認すべき項目は山ほどある。
全てを説明できないが、室内外に及ぶ確認項目は2時間に及んだ…。(質疑応答多々あり)
さあ、いよいよ牽引するときが来た。(帰る時分にはかなり暮れかけていた)
ショップのオーナーに別れを告げ、颯爽(さっそう)と車に乗り込む。
牽引始めるとその重量が伝わる。
データ上は750kgだが、装備品を考えると1t近くになっているのではないのだろうか?
最初の交差点を内輪差を見ながら右折。ほとんど後輪をトレースするように曲がってくる。これは楽だ。
後は駐車場入り口まで一本道である。が、幹線道路のため片側二車線で、交通量もかなり多い道路を進む。
駐車場までの距離にして、およそ30kmほどを延々左側車線を走る。
途中日も暮れて、ライトを点ける。
トレーラーには側面にもトラック同様ライトが付いている。バックミラー越しだが、やけにキレイに見えた…。
駐車場が近づき車線を右へと変更する。
ここは大きい交差点のため、右折用の矢印が出るので安心して曲がることが出来た。
そして駐車場内へ進入、いよいよバックによる車庫入れを開始する。
これまでイメージトレーニングを重ねてきたので、理屈は理解しているつもりだが、果たしてうまくいくのか?
やはり実践はうまくいかず、覚えていないが20回以上は切り替えしていたと思う。
ギリギリ、スペースに入れ込み、初牽引の重責を果たした。
▲左右のクリアランス 隣の軽自動車とはギリでます
牽引の感想
1、国道牽引で大きな段差や荒れた路面でもなかったため、スムーズに牽引が出来た。
2、ブレーキは重量慣性があるため、踏み初めは後から押されるような印象がある。
3、750kgクラスは内輪差はほとんど感じず、普通の交差点であればあまり大きく回る必要もない。
4、バックカメラは付いているが、モニターがないため後方確認が出来ないのはかなり不安。早急に対応必要。
5、バックは練習あるのみ。理屈で考えてもダメ。
以上が簡単ではあるが初牽引の感想である。
実績を重ね、一日でも早く一発で入庫できるようなりたいものである。
あとがき
長々と購入記録を綴ってきましたが、これを持って完結となります。
つたない文面にお付き合いいただいた皆様には、心から感謝を申し上げます。
以降は、アドリア、アルファード、キャンプ日記で色んな報告をしていきたいと思います。
ありがとうございました。
※他ブログサイト閉鎖による移設で、過去ログ掲載しています。データや表現が古いものもありますのでご了承ください。
Posted at 2022/02/14 15:45:37 | |
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