
突然ですが、今日から、CANです。CANします。
なんのことやらという方はスルーしてください。ちょっとblogのオタク度、上がっちゃってます。
元々のきっかけは、
「Cクラス 隠しコマンドで、走行中にビデオ再生が?」。
Mid City Engineeringという会社の面々が、Cクラスにパソコンを繋いで何やらハッキングのようなことを...。
彼らは、何をしていたのか?
とりあえず、CANというものがあるらしい。(今更知る)
色々と調べてみると、
・CAN(Control Area Network)とは、自動車内用通信プロトコル
・ISO規格で、欧米車種では一般的に採用されている
・CANから、シリアル/USB/Bluetoothに変換するデバイスが販売されている
・市販ソフトに加えて、OpenSourceによるソフトウェアもある
えぇ!プロトコルが公開されていて、Cで組める開発環境があるなら...。
プログラムするしかないじゃない。キッパリ。
(とフツウは思わないよなぁ。すいません、職業病のようです)
eBayのショップで、ElmScan 5 USBというデバイスを入手。$109.95+送料也。
左のちょっとデカイOBD IIという付属コネクタをCANバスに繋ぎ、USBに相互変換。
Cクラス(W204)は、コネクタは↑に挿します。(いわゆる故障診断用コネクタですな)
ちょっと場所が悪いっすね。右膝に当たらないようにしないとな。
(フツウはサービスマンが工場で使います。運転中にハックするためのコネクタではありません。念のため)
わーい。SONY VAIOと、Mercedes-Benz Cクラスの結合。\(^▽^\)(/^▽^)/
こんなことができるなんて!
さて、繋がったけど、何が出来るのか?
クルマには悪影響はないのか?
まず、CANと、イーサネットとの大きな違いは、MACアドレスや、IPアドレスのようなアドレス情報がないこと。
送信は、宛先などは指定せず、全ユニットに送られる(ブロードキャストされる)。
また、アドレスがないので、ユニットを接続する際の登録なども不要である。
つまり、CANバスを受信(スキャン)するのは簡単だし、安全なのである。
こっそりとバスに参加できて、全通信データが丸見えなのである。
逆に言えば、送信はかなり危険!
一発コマンドなんでもできてしまう。
最悪、エアバックが誤爆するかも。
昨晩届いたばかりで、まだこれからですが、ほぼ車内の情報は全て取得できるハズ。
付属の簡単なツールでも、回転数(Engine RPM)や車速(Vehicle Speed)は、もちろん、スロット開度(Absolute Throttle Position)、ペダル踏み角(Absolute Pedel Position)なんてのもリアルタイムに取得できてる。
面白杉。
Posted at 2008/07/10 14:54:29 | |
トラックバック(0) |
OBDII と CAN | クルマ