全塗装　その６１

昔のクルマは室内に鉄の部分がありました。
少ない面積ですがＡピラー内側など、ボディ色が目に入る楽しみがあったのですが、安全性のこともありトリムに覆われるようになりました。

せっかくの機会なので、サンセットオレンジを室内にも取り入れてもらいました。

どうでしょう？

オレンジとブラックの対比がいい感じになる！、、と空想妄想していました。

思っていたより、ずっと良かったです♪

それには塗装の腕の良さ（メタリックですから）が大きく影響している気がします。

これ、何だか分かりますか、、、
というか、フロントフェンダーの内側です。

耳の部分まできっちり塗られています、、
すごい、、、
見えなくなっちゃう内側です、、、
ここまでやるの？？

重量増を嫌う方もいるかと思いますが、、僕は感心して唸ってしまいました。

えー、、、
あくまでも、、内側です。。

外板パーツが装着されると、、いよいよボディ外装に色が吹かれます。

その前に、ボディ全体が研がれます。
２～３日がかりで入念に研がれます。
わずかなヒズミも修正されながら、ひたすら研がれます。。

写真はリヤセンターピラーです。
リヤガラスとルーフパネルの間です。
このオレンジは過去に塗られたオレンジです。
もちろん、マスキングされて塗られていました。
はみ出しまくりで塗られています。
ウエザーストリップゴムもかなり傷んでいます。

今回、マスキングテープを使うつもりはありませんでした。
いっさい使いません。
熱を加えながら丁寧に丁寧に、何とか綺麗にウエザーストリップゴムをはがそうとしたのですが、、傷みのヒドさはどうにもなりませんでした。

ウエザーストリップゴムだけでは現在は部品が出ません。
セット交換、税込６７７２５円、、高けぇー、、

悩んだのですが、、、
ここまで隊長さん＆スタッフの方が目指してくれたレベルを思うといっさい妥協したくなかったので、勢いで部品発注してしまいました。

スズキさん、ルーフモールもそうですが、やみくもに何でもかんでもセット販売にしてしまうのはヤメてください。

雨漏れのためにルーフモールを交換したくても、高価格がネックになってそのままにされるようになったら、せっかくの名車を朽ちらせてしまうことにつながります。