指名手配犯

さらに続けて３本目

怒り

１年前の夏、八王子の住宅街で起きた夫婦殺人事件、
現場には血染めの”怒”の文字が、残された指紋から容疑者が特定され
指名手配されたがいまだ捕まらずにいた。

千葉の漁港、洋平（渡辺謙）は家出していた娘の愛子（宮﨑あおい）を
風俗店から連れ戻した。
愛子が家出中に流れ着いた男田代（松山ケンイチ）が漁港で働いていた。

新宿２丁目、エリートサラリーマンでゲイの優馬（妻夫木聡）は一夜を共にした
直人（綾野剛）を気に入り自宅へ招き入れた。

沖縄、母に連れられ転校してきた女子高生泉（広瀬すず）はクラスメートの船で出掛けた無人島の廃屋で、
田中（森山未來）を名乗るバックパッカ－と知り合う。

正体不明の３人の男、この中に指名手配犯がいるのか？





この手のオムニバス的な話は、其々の話が裏で繋がって複雑に絡み合ってというのが定番ですが、
この映画では、其々が殺人事件の指名手配犯ではないかと疑われるという共通項を除いては、
一切関わりをもたないという構成になっています。

この話って、英会話教師を殺して整形して逃げていた、市橋達也をベースにしているんですかね。

千葉、東京、沖縄と話がぐるぐる回りながら、進んでいきますが、思ったほど混乱することはなかったですね。

大体２週目ぐらいで犯人の目星は付いてその通りでしたが、犯行動機は理解できませんでしたし、何に対して怒りを持って被害者にぶつけたんでしょうね？

３つの話は、一つがハッピーエンド？２つがバットエンドでしたね。

音楽が暗いなっと思ったら、坂本龍一でした