「スバル レガシィ アウトバック2.5XT EyeSight」試乗

　きょうは人間ドックの受診日でした。午後には家に帰り下剤の効果が治まるのを待って「北海道スバル札幌西店」へ行ってきました。スバルのディーラーを訪れたのは初めてでした。平日だったせいか、すんなりと「レガシィ アウトバック2.5XT」を試乗できました。
　ご存じの通り、北海道は約半年間は雪に覆われています。ＶＤＣなどの電子制御がかなり発達してきてはいますが、根強い“四駆信仰”は健在です（私も四駆）。日産ディーラーでも昨年春、Ｖ３６セダン３．５Ｌの試乗車は、北海道に一台しかない状態。街で見かける輸入車はアウディの比率が高いと思います。国産車で代表的な四駆といえばレガシィですね（異論のある方はいると思いますが…）。街中で数分間立っていると、新旧、様々なグレードを見ることができます。
　さて、前置きが大変長くなってしまいました。アウトバック2.5XTの主なスペックは、2.5リッターDOHCターボ[195kW(265ps)/5600rpm、305Nm(35.7kg-m)/2400rpm]車重1530kg、5速AT。いかにも速そうです。着座位置はV35により低く、シートはゆったりしていて、座り心地はいいです。エンジンは非常に静かです。ドアを開けて空吹かししてみましたが、「シュワーン」と軽やかな感じで私的には好印象。標準マフラーではドロドロ音は全くしません。肝心の走りはどうか。専用チューニングサスペンションはV35より軟らかく感じました。ツーリングワゴンなのにロードノイズもほとんどありません。静かです。先が空いていたときにアクセルをベタ踏みしてみました。一瞬で6000rpmを超え急加速。タイムラグはほとんどありません。ターボの威力をまざまざと見せつけられました。雪道ではどういう走りをするのかも興味がありますね。
　一方、不満に感じたのはブレーキです。V35は足を乗っけただけでスーッと減速しますが、それに比べると甘いです。慣れの問題なのかもしれませんが、ちょっと気になりました。また、フルタイム四駆ということもあるのでしょうが、路面状況がハンドルからあまり伝わってきません。パワステが電動だったら大目にみるべきなのでしょうか。
　軽くて速くて、装備も充実して3,680,250円の価格。かなりいいと思いますが、2000台限定だから今年中には完売してしまうんでしょうかね。皆さんも機会があればぜひ試乗してみてください。