先日TVを見ていたら日本で初めて誕生したセラピードッグのお話をしてました。盲導犬などと違い、介護施設や病院などの利用者さんのメンタル面のケアをするのが主な役割です。日本ではまだまだ認知度が低いと思います。ちょっととちゅうでホロリと来ました。ようやくセラピードッグという名前を聞いたことがある、って言う段階の人が増えてきたというところでしょうか?盲導犬と何が違うの?って方も多いでしょう。自分もこの田舎で見たことなんて一度も無いです。その第一号のセラピードッグは人間に虐待されて捨てられた野良犬だったそうです。拾われた先が出来たばかりのセラピードッグ養成所の関係者の方で、当初はセラピードッグとして教育するのを反対されていたみたいですが、末期がんの犬のそばから片時も離れず、患部をずっと舐めている姿が目に付き、本格的に指導を受けたそうですが、先輩犬を追い抜きグングン実力を付けて行ったそうです。一度はヒトに裏切られ傷つけられた存在が、今では無償で人の心に救いの手を差し伸べることができるなんて想像も付かんどす。これって人間に簡単に出来ることではないですよね…。人にも出来たらもっと“豊かな”社会になっていたでしょう。それがヒトの性だといえばそれまでです。その言葉に逃げて変わる事、思いやること分かり合うこと、近づこうとする、助け合う、そういったことから目を背けてはいけませんね。自分はどうか。また、周りの人間はどうか、どう働き掛けれるか。ええ、とても難しいです。