
S15用4POTブレーキに交換して、500km走行し、当たりが出た所で、
近所の山道で全開走行しました。
はっきり云って 17inchGTO用4POTが どうの と、
云う「レヴェル」では ありません。 操舵を切り込んだ「刹那」から、
ダラダラとトルクステアが勃発、そのまま立ち上がりまで ずぅるぅぅぅぅぅ っと、
フロントタイヤが引きずられる様なステアアンダーが残留します。元々のコルスペの
純正1POTキャリパーの重量が5.5kgだったのに対し、6.8kgとゆぅ
超肥満体なのがどうにも成りません。 ぢゃぁ、 HCR-32初期型用4POTに
すれば、いいんぢゃん! と、思うのでしょうが、正直既に、過剰使用で、使い物に
ならない固体ばかりです。 根幹の「問題点」として、 余りにもブラケットステーの
重さが「重過ぎる」のが どうにもリカバー出来ないのです。 1個1000gって、
正気の沙汰では ありません。今現在15mm在るブラケットの「厚み」を半分の
7mmに落とせれば、十分に魅力は在るとは思われますが、 「Kit」として、
汎用性を遵守する範囲で取り付ける条件で比較すると 大変に辛辣な評価を下さるおう
得ません。 軽量化の域を極めたS15のキャリパーは、山道での全開走行時に
「ぐにゃぁりぃ」と嫌な捩れ方をします。これは、ナックル取り付け面の素材剛性が
ギリギリまで削除されている為です。ナックルから、シリンダーまでの間で「捩れて」
しまうのです。プリメーラだと、チョット踏むだけで判ってしまいますが、
そこの辺りはプリメーラより120kg軽量のコルスペ。 ...全開走行するまでは
馬脚を現しませんでした。 「Kit」としての総括として、
S15 4POTキャリパーベースのグローバルKitは、「単純」に
ブレーキダストの撲滅が出来て、純正1POTと遜色無い制動感が得られれば、
後の事には「目を瞑る」 ユーザーには好いと思います。
次に、 TKファクトリーブラケット + 2型初期GTO用アルミ4POT
キャリパーの 組み合わせでは、 まず、何と云っても 純正1POTキャリパーより
1個500gも軽量であるおかげで、殆どステアフィールに悪影響が出ない所です。
ローターが大径化される(260mm→296mm)分の重量増が足を引っ張りますが
これは、 Voing製 辺りの段付き加工ドリルドローターに切り替えて、
相殺を狙えば、 ソコソコに「旨味」が期待できます。 但し、 使用できる
16inchのホイールは、 BSのダウンヒルスペシャル 7J/+30「のみ」と
思われます。新品で、2本30000円以下で購入出来る銘柄はこれ「のみ」でしょう
荒業として、純正3型後期用GTO用17inch逆ベンチレーテッドローターを
16inchに切削加工して使用しても 面白そうです。
予算に余裕があれば、プロミュー辺りのジュラルミンベルハウジングローターに
Tryするのも一興かもしれませんね。
最後に 3型GTO後期用17inch4POTキャリパー + TKファクトリー製
ブラケットの組み合わせです。 これは、先の16inchの組み合わせで、
ステンレスメッシュホースも一緒に組み込みましたので、ソレを含めての評価に
なりますが、 制動感は 前の組み合わせと「比較」になりません。
次元が 全く 違います。 「ジャックナイフ」を しそうな危険な制動感。
カッチリしたブレーキの剛性感。 どんな速度でも足の「親指」だけで急制動が
掛けられる安心感。 これを「味わった」味わってしまった直後に S15 Kitを
組み込んでしまった「不運」(苦笑)。
但し、キャリパーの脚が長く成った事に拠る、ビッグキャリパー装着にありがちな
ハンドルの「ダル」さが かなり出るのが 減点なポイントでしょうか。
たかだか 16inch比で +700gの増量なのに、何故 そんなに顕著に
差が出るのか、 判り易く云うと、同じ重量の野球バットでも、長さが変われば
寸止めのボールか、振り切りの三振になるかの「違い」でしょうか。 つまり、
一旦 動き出した時の運動エネルギーの消失に手間が掛かるのです。
改良するとすれば、ブレーキパッドのベースをチタンにするとかすれば、
面白いかもしれません。
と、 まぁ、 FRONTのブレーキの総括でした。 次はリアブレーキですね。