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イイね!
2009年02月08日

猪木vsアリ 蘇る伝説

猪木vsアリ 蘇る伝説 昨日の夜、ふとテレビをつけたら、「アントニオ猪木vsモハメッド・アリ」戦をやっていました。


1976年、全盛期のアントニオ猪木とボクシング世界ヘビー級チャンピオンのモハメッド・アリによる世紀の一戦と騒がれた異種格闘技戦・・・



何でも、放送権の問題とかで今まで流せなかったものを、テレビ局の開局50周年を記念しての放送だそうです。ダイジェスト版とはいえ、フルラウンドを、しかもアントニオ猪木本人がVTRを見ながら当時の状況を振り返るという内容。
格闘技で苦い経験があるくらしっくですが、思わず見入ってしまいました。


もちろん、今から33年前、この試合はテレビの生中継で見ています。
ただ、当時は、猪木がやたらスライディングでアリの足を攻めて転倒を狙う作戦が単調に見え、子供心に「つまらない試合・・・」と思ったものでした。実際、大きな見せ場もなく引き分けに終わった内容に、マスコミからも「世紀の凡戦」と酷評されていたし・・・


しかし番組では「凡戦」の本当の原因は、試合前の公開スパーリングを見て猪木の本気度に恐れをなしたアリ側からの一方的なルール変更と指摘。それも立ったままのキック禁止、投げ技禁止、関節技禁止など・・・。まあ、確かにこれだけ禁止されたらプロレスそのものを禁止しているようなものです。アリが80%くらい有利のルールといった所でしょうか。


VTRではルールそのものが公にされなかったことや、敢えて不利なルールを飲まざるを得なかった猪木本人の苦悩に鋭く迫っていました。また、このことが明るみになるにつれ、不利な状況の中での猪木の戦いが高く評価されるようになり、現在では総合格闘技の礎とまで言われるようになった経緯を紹介しています。


やっぱりそうだったのか!あの時は、なぜ猪木があんな作戦をとったのか疑問に思っていましたが、やっと今わかりました。33年前のもやもやが吹っ飛んだような気がします。


時は流れ1998年、猪木引退試合・・・アリはパーキンソン病に侵された体を押して来日し、猪木に花束を贈呈しました。その時のアリの微笑みのクローズアップで、VTRは締めくくられています。死力を尽くして闘った者同士だけが分かち合う感情・・・ふたりの間には、きっと友情以上の絆が結ばれていたのでしょう。
VTRを見終わった後、猪木はひとり控室で号泣したそうです。


いや~、久々に格闘家魂を揺さぶる、良い番組を見せていただきました!
テレビ朝日さんに感謝です。


あと、番組では紹介されませんでしたが、この引退試合のリング上で、猪木が朗読した一休和尚の言葉があります。「道」と題されたこの言葉・・・武道にも通じるものがあり、僕の大好きな言葉です。

自分の進むべき方向を見出しつつも悩んでいる、すべての人に捧げたい・・・



この道を行けばどうなるものか

危ぶむなかれ

危ぶめば道はなし

踏み出せばその一足が道となり

その一足が道となる

迷わず行けよ

行けばわかるさ
ブログ一覧 | 格闘技の話 | 日記
Posted at 2009/02/08 17:47:12

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この記事へのコメント

2009年2月8日 18:04
こんばんは【夕焼け】
 『道』はいいですね!

あと… 猪木さんの言葉で、「花が咲こうと咲かなくとも、今生きているのが花なんだ」も好きです。

 上田馬之助さんは今なにやってるのだろうか?
愛知県一宮市出身なんだよね♪
コメントへの返答
2009年2月8日 20:51
こんばんは!

道・・・今まで何度心の中で唱えたことでしょう。
アントニオ猪木だからこそ、強烈なインパクトで響いてくる言葉ですよね!
実際に朗読の場面を見たことがありますが、感動で鳥肌が立ち、泣きそうになったのを覚えています。

「花が咲こうと・・・」も素晴らしいです!僕も大好きです。
こんなカリスマ性のある格闘家は、もう出てこないかもしれませんね。

おお~っと~!(古館伊知郎さん風に・・・)あの上田馬之助の名前がスラスラ出てくるあたり、606さんもかなりのツウと見ました(笑
ご近所なんですね。タイガー・ジェット・シンとの凶悪タッグが懐かしい・・・
2009年2月8日 19:33
私もあの試合 生で見ました。

でも、初めからショーとして見ていましたが
少し がっかりの内容でしたね

【606】さんも詳しいですねぇー

ボクシング以外はショーと思っている私でした!
コメントへの返答
2009年2月8日 21:01
初コメありがとうございます♪

ん? 初めからショーとして見ていましたか・・・
格闘技経験者として断言しますが、あの試合は正真正銘の真剣勝負ですよ。
真剣勝負だからこそ、どちらも迂闊に手をだせないんです。だから結果的に面白みのない試合になってしまったんですね~

もしショーであれば、いくらでも面白おかしく盛り上げることが出来たはずです。お互いにそこはプロですもんね。

ただ、確かに当時のプロレスは明らかに「筋書きアリ」の試合が沢山ありましたけどね(笑
2009年2月8日 23:47
え?
あの台詞って一休さんの言葉だったんですね??(汗

現役当時の猪木はおいらにとってまさしくカリスマでしたけど、今の猪木は・・・ (T_T)
コメントへの返答
2009年2月9日 20:33
いわゆる猪木語録、猪木名言(迷言)は殆ど猪木自身の言葉ですが、この「道」は一休さんの言葉なんです。
確か、新日本プロレスの道場訓にもなっている筈です。勇気付けられる言葉ですよね!

現役時代はまさに燃える闘魂でしたね! 特に、ウィリー・ウィリアムス(空手)やルスカ(柔道)との異種格闘技戦は手に汗握ってみていました。
今は確かに、タレントさんになっちゃってますネ・・・ただ、アリとの一戦を33年ぶりにVTRでみて涙したという猪木に、少し感動したくらしっくです♪
2009年2月9日 8:51
スポーツというか?武道・・色々そうですが、それぞれルールがあります。
その中でボクシングとキックが戦うと必ずキックが勝つ
K1選手と総合では総合が勝つ!無理がありますよね・・
同じ土俵に立たないと勝負にならないでしょうが、不利でも受けて経つ人は
すごいと思います。その勇気に完敗です。
自分は武者小路実篤の「もう一息・もう一息と言う処でくたばっては何事にもならない・」省略
が励まされますネ
11日の試合頑張ってきます(^^;;ちょっと緊張してきました。
この不安感がたまらなくイライラします。
コメントへの返答
2009年2月9日 20:35
そうですよね!
それぞれのルールの中で闘ってこそ、本当に強い者が分かるのだと思います。
「もし闘ったらどちらが強いか?」というのは、確かに興味深いものはありますが・・・

猪木vsアリ戦は、プロレス技がほとんど禁止という不利な条件を受け入れた猪木が見事でした。
判定は引き分けでしたが、打撃のヒット数は猪木のキック64発に対してアリのパンチ5発ですから、勝負としては白黒ついているような気もします。

武者小路実篤の「もう一息・・・」は、もちろん格闘技にも当てはまりますが、生きることそのものを謳っているようですね。

11日の試合、応援してます! 頑張ってください!

『斬り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ 踏み込みゆけばあとは極楽』(柳生石舟斎)

2009年2月10日 0:46
私もあの試合を当時『面白くない!』と観ていました。

しかしその後知りましたが、異種格闘技戦の心理的恐怖は物凄いそうで、一瞬たりとも相手のペースにしたくない、最初から最後まで自分のペースで戦い大技なんてもっての外!それ故あのような試合スタイルになったんであり、あれが最善だったという話を聞き、なるほど・・・とずっと思ってきましたが、あの試合にそんなルールの縛りがあったとは・・・。驚きました!

この記事読んで、前田vsドン中矢ニールセンを思い出しました~。^^
コメントへの返答
2009年2月10日 21:12
テレビなら「面白くない!」で済みますが、特別リングサイド席で30万円払って見ていたお客を思うと心が痛みます(笑
ただ、もし、当時この試合のルールを知った上で観ていたとしたら、さすが猪木!・・・となってたかもしれませんが・・・。

異種格闘技戦独特の恐怖ですか・・・分かるような気がします。僕なんか普段顔を合わせている道場の先輩と組手やるのですら怖いです。

前田vsニールセン! アダム・ワットといい・・・相変わらずマニアックな所を突いてきますね~(笑
ゴング前にニールセンが前田に歩み寄ってガン見、前田も一歩も引かずに睨み返したあの試合・・・強烈な印象を持ってます!
最後は逆エビ固め(片足だったかな?)であっけなく終わってしまいましたが、終了直後のセコンドの高田の狂喜ぶりからすると、真剣・・・だったんでしょうね??

プロフィール

「雨の日はセブンを磨いて http://cvw.jp/b/400034/42148662/
何シテル?   11/04 20:02
はじめまして。セブン歴は20年目に突入しました。 あまり遠出せず、近場をウロウロしてることが多いです。 末永く、よろしくお願いします。
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