お金をお客さんから頂戴するからには自分がした作業に責任を持つ。
これが整備士の基本原則だと思っています。
ハイエース KDH201 プロμブレーキキャリパー装着
いや~ 盛り上がってますね~ 黒いハイエースさん コメントどうぞ!
上記の2つのブログのリンクを貼っておきます。
まずリンク先を見ていない人にご説明。
「ハイエース KDH201 プロμブレーキキャリパー装着」
お客さんからフロントキャリパー交換(「プロμのキャリパー)・リアライニング(こちらもプロμのライニング)を交換のですがリアライニングをアセチレン&酸素のバーナー(ガス溶接機)を利用してライニングを焼くと言う整備の世界では考えられない事をやっています。
ライニングを焼く事はこちら「風がさん」がメーカーに問い合わせています。そちらのブログを引用させていただきます。
この記事は、
メーカに聞いてみた。について書いています。
ここから先は引用したブログ
「ブレーキシューを、アセチレンバーナで炙るやり方の是非について、
プロμに聞いてみた。
電話で対応してくれた人曰く、
熱入れのために、炉で焼いたりするそうです。
バーナで焼くのもその方法のひとつだということです。
装着して、いきなりサーキット等でフル制動をする場合には有効だそうです。
初期の熱入れで(制動で)ガスが発生して効きが悪くなるので
その初期の「ガス抜き」として有効だそうです。
ブレーキ引きずりをさせて、初期の熱入れを行うなら、それでよいということですね。」
以上ブログからの引用を終わります。
ここで個人的に疑問に思うのが
「電話で対応してくれた人曰く、熱入れのために、炉で焼いたりするそうです。バーナで焼くのもその方法のひとつだということです。」
この炉で焼いたり・バーナーで焼く工程がいつ?・製造過程ならどの段階?・その温度は?と疑問が出てきます。
そして以前、自分がよく走っている阿讃サーキットであった「バトルカップ」に参加した時にDIXCELさんの営業マンがいていろいろと聞いた事がありました。
その自分がお気に入りのDIXCELさんの
ホームページから引用します。
ブレーキパッド・ローターは重要保安部品です。交換・取付作業は必ず陸運局認定の整備工場で行って下さい。交換に伴う不具合により発生した事故等につきまして、弊社は一切の責任を負いかねますので御了承下さい。
当製品は各車種毎の専用設計をしております。適応車種以外への取付、取付位置の変更、
製品の改造・加工は保安基準に適合しなくなりますので絶対にお止め下さい。もし改造や加工した製品でトラブルが発生しましても弊社では一切の責任を負いかねます。
適正温度を超える範囲でのご使用は大変危険ですのでお止め下さい。またディスクローターの急激な加熱・冷却は製品の割れ・歪み・ジャダーなどを引き起こす原因となりますのでお止め下さい。
またプロジェクトμのウェブショップと言う欄にはこう書かれています。「製品を加工・改造した場合、如何なる理由に於いても交換・返品・クレーム・保証の対象外です。ご注意ください。」
とあります。
DIXCELさんのホームページから引用した
「製品の改造・加工は保安基準に適合しなくなりますので絶対にお止め下さい。もし改造や加工した製品でトラブルが発生しましても弊社では一切の責任を負いかねます。」
適正温度を超える範囲でのご使用は大変危険ですのでお止め下さい。
そしてプロジェクトμのウェブショップと言う欄に書いてある「製品を加工・改造した場合、如何なる理由に於いても交換・返品・クレーム・保証の対象外です。ご注意ください。」
こちらの合計3点の事が気になる次第です。
何もトラブルがおこらないようにするためにいるのが車にかかわる整備士ですがその整備士がこのようなメーカーが推奨していない事・または想定をしていない事を堂々としていいのか?
ブレーキを炙っていたアセチレン&酸素のバーナー(ガス溶接機)は燃焼温度が3300度。
そのような物でブレーキシュー(リアライニング)を表面を焼くとメーカーの想定している温度(0~400度)をすぐに突破して想定外の温度域まで到達する可能性が高いです。
ここで一番上の文言に戻りますが「お金をお客さんから頂戴するからには自分がした作業に責任を持つ。」
もし今回のメーカーが想定していなかった作業によって
黒いハイエースさんが重大事故をおこし何かトラブルがあった時には当然、施工主である
ビークルフィールドは責任を持つと言う事でいいんですよね?
今回の件は正直に言って「怒り」しかありません。
以上!!人生の半分は整備士なJUNJUNが大真面目にブログを書いてみました。
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Posted at
2014/02/27 21:33:46