ホイールに合わないホイールナットを使用するのは危険です!!
以前からこの事はブログで書こう、書こうとしていましたがやっと書く気になりました(^_^;)
さて。本題ですが皆さんは自動車メーカー(トヨタの一部の車種・ホンダ車全般)によってはホイールナットの形が違うのをご存知だと思いますが適合しないホイールナットがいかに危険なのか。
それをご紹介します。
まず一般的なホイールナット形状はこちら。
テーパー状(斜め)になったホイールナットです。
角度は60°
次にこれがホンダ車が使用している球面ナット(今回のメインはホンダ車乗りとホンダ車のホイールを流用した方への注意を促すブログ)
テーパー状と球面ナットでは形状の違いがよく理解できますね。
またホイールのナットが接触する部分は相手側のナット形状にピッタリと合わさるように出来ています。
(テーパー状のナットを使用するホイールはテーパー状。球面ナットを使用するホイールは球面状の形に)
上の事を頭に入れて次にこちらを見ていただきたい。
以前に友達が持ち込んできたホイールです・・・・・
テーパー状になったホイールナットの受け側部分(ホイールナットが接触する部分)が荒れています。
写真では判断しにくいでしょうが・・・・・
上の写真はテーパー状になったホイールに形の合わない球面ナットを使用してホイールを固定していました。
その結果が・・・・・
このようになりました。
ホイール裏に傷が!!
このホイールは合わないナットを使用し、走行中にホイールナットが緩みキャリパー(ロアアームにも接触しています)とホイールが接触した時にできた傷痕になります。
ここからは下手くそな手書きのイラストになりますが・・・・少しお付き合いください。
ホイールのナット部分を真っ直ぐに切ったイラストだと考えてください。
これが一般的なテーパー状のホイールです。
ホイールにあったナットを使用するとテーパー全体でホイールを固定します。
次にテーパー状のホイールに球面ナットを使用した場合。
黄色い丸印の一部分しか接触しません。(ホイールナットの傷痕を見ると手前部分だけが接触しているようです。)
一部分しかナットが接触していないので走行中の振動やホイールから入力される力など緩みが発生します。
最悪は走行中にナットが外れホイールが飛んでいく可能性も・・・・・
(上のホイールは飛ぶ前の段階で終わっていたようなので良かったですが最悪・・・・)
そういった事から
ホイールに合わないホイールナットの使用は危険ですので絶対に使用しないでください。
必ずホイールにあったホイールナットをご使用ください。
ただこの問題はナット側だけの話ではなく
ホンダ車のホイールを流用する人も気をつけていただきたい。
例えばカプチーノにインテグラタイプR(96スペック)のホイールを流用したり・・・・
スバルR1(R2だったかな?)にインサイトのホイールを流用したり・・・・(この流用をした人は・・・・・以下自主規制)
じゃあ球面ナットを使用すればいいのでは?と思うかもしれませんがホイールナットのピッチがメーカーによって違うのでナットを流用するのは無理です。
日産・スズキ・スバルのホイールナットのピッチはM12のピッチが1.25です。
ホンダ・トヨタ・ダイハツはM12・ピッチが1.5になります。
なのでホンダ車用ホイールナットを日産・スズキ・スバルに流用するのは無理だと分かっていただけましたか?
ですがテーパー状のホイールナットを球面ナット状に変更するアダプターのような物があるそうです。
それを使用すればホイールを確実に固定出来るでしょうが自分はそういったアダプターを見た事がない(^_^;)
またホイールナットに形状を変えるアダプターを付けると言う事はナットのかかり部分が少なくなる。
ナットのかかり部分が少なくなるとそれはそれで問題発生する恐れがあるのでアダプターの使用はどうかな?と考えます。
長々と書いて来ましたが正しい知識を持ってカーライフを楽しんでください。
以上!!暑くて脳味噌が溶けて出てきそうなJUNJUNでした(`・ω・´)ゞ
追記 ハブボルトやホイールナットで有名な
KYOEIさんのホームページにもホイールナットに関する事が出ているのでご覧になってください。
Posted at 2013/07/31 11:05:29 | |
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