この記事は、
タイヤ交換をなめるな。自動車弄りは常に死の危険性が潜んでる。について書いています。
注意一秒怪我一生
という言葉があります。
トラックバック先のブログではパンタジャッキを使用してDIYの危険性を書かれていますが一人の整備士として追加するとすれば・・・・・
ミッション車(ミッション車・それも昔の車・クラッチスタートキャンセルしている車だけになってしまいますが)でエンジン始動させる時に車に乗り込まずにエンジン始動するのはやめるべし。
(車外から手を伸ばし運転席にあるキーを回してエンジン始動させない)
貴方がサーキットに走りに行ったとしましょう。
フリー走行枠や走行会などで貴方が走れる順番がきました。
貴方は「タイム出すぞ」と気合を入れて車外からエンジン始動させたとします。
その時にギアが1速に入っていて車が動き出したらどうします?
停車中だからサイドブレーキを引いているから絶対大丈夫と考える人もいるのでしょうが可能性の問題です。
何かしらの事故が起こる事自体が可能性の問題です。(交通事故なども可能性の問題)
実際に車が自分の意志とは関係なく動き始めたらエンジンを止めようと焦りながらどうにかしようとします。
自分の意志とは関係なく動き始めた車を止めようとして・・・・車の下敷きになる可能性があります。
上に書いた事は実際に当方、自動車整備工場で起きた事故であります。
オトンが車を修理して車外からエンジン始動させた時にたまたまギアが1速に入っておりそのまま車が動き出し車を止めようとしましたが車に弾き飛ばされて動いていた車の下敷きになりました。
その時の怪我は車の下敷きになった左大腿骨複雑骨折(左の太もも部分)
全治数ヶ月の怪我でしたが三ヶ月でリハビリを終えて帰ってきました。(左大腿骨にはチタン製のバーを入れてなおかつ左足が短くなりました。)
怪我をする事は簡単な事。
それを未然に防ぐために気をつける事も誰でも出来る簡単な事。
常に最悪の事態を想定しそのような事故が起きない努力をしてください。
(トラックバック先で言えば車の下もぐる時はリジッドジャッキ・馬を入れる。当方の事故で言えば必ずミッションのギアが入っていない事を確認する)
ちなみに自分は二柱リフトに車をあげていても地震があれば車が落ちてくる考えながら仕事してます。
車の作業は臆病者が一番安全に作業出来るのかもね。
この事故の話ですが思い出したくもない記憶なのですがこのブログを読んだ方が車外からエンジン始動をやめる機会になればと思いブログを書きました。
Posted at 2014/05/24 21:02:22 | |
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