先週の月曜日辺りにエンジン不調で入庫した平成14年式アクティちゃん。
エンジンチェックランプが点灯していない。
症状としては走行中にアクセルを踏んでいるのに失速。
アクセルオフの時にあるエンブレをかけたような感じと言えばわかりやすいかも・・・・
症状が出る時は毎回出るのではなくシフトチェンジでアクセルの開閉がある時に症状が出るように感じる。
症状が出てもアクセルをオン・オフすれば失速から回復して普通に吹け上がるようになる。
ただしエンジン自体に負荷がかからない空ぶかしでは症状が出ない。
空ぶかしで症状が出ても本当に稀にしか出ない。
アイドリングは綺麗にしている。
そこからの故障探求が大変(^_^;)
基本的な点火系(プラグ)は今年の3月に交換済み。
念の為に再度新しくしたけど症状に変化はなし。
点火コイルもホンダから借りてきて交換したけど症状に変化なし。
失火しているように感じたので点火コイル関係のアース不良かな?と思いアースを確認するが問題なし。
ホンダさん曰く「ダイアグに出ずにエンジン不調ならTDC(クランク角センサー)が怪しいで」との事なので念の為に交換するが変化なし。
外部診断機を持っていないのでホンダさんに外部診断機をつなげてもらってセンサー関係の状態を見てもらうがおかしい箇所は無し。
触媒が割れて排気ガスの抜けが悪い時があるのかな?と思い触媒・マフラーを点検するが異常なし(マフラー自体は車検時にホンダ純正品で交換)
先月、燃圧計を購入したので燃圧を測定するが正常値。
燃圧計を取り付けて試運転するが不具合発生中も燃圧は正常値で異常は見られない。
アクセル開度によって症状が出るのでスロットルポジションセンサーがたまにおかしいのかな?と思いスロットルポジションセンサーを注文しようと思ったらなんとスロットルボディASSYと言う部品設定www
やる気ないなホンダさんwwwww
スロットルボディがリビルト品であるとの事だったのでスロットルボディ(リビルト品)を注文して交換するが症状に変化なし。゚(゚´Д`゚)゚。
点検していない箇所はインジェクター・ECU本体だったのでインジェクターを外すと・・・・・
インジェクターの先端部にはカーボンがwwww
しかも3本ともみんな仲良くまっくろクロスケwwwww
インマニからインジェクターを外しているのでインジェクターがあった穴に指を突っ込むとカーボンがwww
インジェクターの先端部にこれほどカーボンが付くことは考えられないのでエンジンヘッドのバルブの密着性がカーボンによって悪化。
バルブの密着性が悪くなり排気ガス僅かにインテーク側へ流れる事によってインジェクターの先端部回りにあるゴムが熱によって収縮。
走行中のインテークマニホールド内の圧力変化によってインジェクター先端部にあるゴムから二次空気を吸ってエンジン不調なのかな?
・・・・・ただいま故障探求が迷宮入りしそうなJUNJUNでした(`・ω・´)ゞ
しかしこういった通常ではありそうにない故障探求が出来れば整備士としては成長できるチャンスですね。
ドラクエで言えばはぐれメタルに出会って退治してレベルアップってねw
Posted at 2014/12/25 20:34:58 | |
トラックバック(0) |
お仕事 | 日記