本日は衆議院議員選挙投票日です。
皆さん、もう行かれましたか?
まだでしたら早々に投票所に行きましょう(^^)/
ところで「期日前投票」なんて読みますか?
私は(きじつまえ)と読んでいました。
ところが、毎朝出勤直前まで見ているTVで(きじつぜんとうひょう)と。
フリップには「期日前(ぜん)投票」と書いてありました。
出勤途中で聞いているコミュニティーFMでも(きじつぜんとうひょう)と行ってました。
調べて見ました。
まずはおきまりのウィキペディアでは
期日前投票制度(きじつぜんとうひょうせいど、きじつまえとうひょうせいど)は、日本の選挙の投票制度のひとつ。公職選挙法において規定されているが、2003年(平成15年)12月1日から設けられた制度。
両方併記、逃げたなウィキペディア(笑
YouTubeの動画ではどうかな?
(きじつまえ)と言う物しか見つからない。
我が市の選挙管理委員会のHP見たけど読み方の表記は無し。
法務省ではどうだろう
ここにもでも読み方は解らない
こちらと
こちら
公職選挙法にも読み仮名は書いてない。
辞書検索
Goo辞書
きじつぜんとうひょう
Yahoo!辞書
きじつぜんとうひょう
Excite辞書
見つかりません
辞書では(きじつぜん)らしい。
困った時の「Google検索」頼み!
「期日まえ ぜん どちら」で検索。
いやぁ、大勢の方が(まえ)(ぜん)で悩んでいます(笑
ちょっと抜粋すると…
8月30日の衆議院選挙に向けてなにかと騒がしい昨今です。
うちにも10日ほど前に「選挙のお知らせ」(投票用紙の引換券のようなもの)が送られてきました。
今回、家人が「期日前投票」をする必要があったので、その説明を読んでみると、わざわざ「前」のところに「ぜん」と読み仮名なふってありました。
あれ? 「期日まえ投票」じゃなかったっけ……と思って調べてみると、公職選挙法では「期日ぜん投票」になっていますし、辞書にも期日ぜん投票で載っています。
テレビ・ラジオでは「期日まえ」を使っていますし、私も「期日まえ」の方がわかりやすいと思います。けれども選挙管理委員会は法律用語を使いたいのでしょうね。
そういえば、この『期日前』という言葉。「期日まえ」と読みますか?それとも「期日ぜん」と読みますか?どちらでもいいのかもしれませんけど、ニュースなどで発信されるものは大体が期日まえと言う。そして、党や国から発信されるものは期日ぜんを使う。ふと、この違いって何なのかな?と思ったんです。読み方には正しいものというのが必ず存在するので、これもどちらか正しい方があるのかな・・・と。
そこで、最近よくいらっしゃる代議士さんの秘書の方とその連れのN●Kの政治評論家というの方に聞いてみたんです。期日まえと期日ぜんの違いを。すると、よく気づいたねーと言われ、「国としては"期日ぜん"と読んでいたんだけど、世の中に浸透したのは"期日まえ"という読み方だから、期日まえを使っている」と説明してもらいました。今の仕事に就かなければ、こういう話を直接聞くこともなかったんだなと思うと、勉強になるし良かったのかなと思います。とはいえ、長くはやっていられませんが^^;
ところでこの「期日前投票」。
昨日会社の帰りがけ、新宿区選挙管理委員会の車が走っていたのですが、こうアナウンスしていました。
「当日投票所に行けない方は、きじつぜんとうひょうに行きましょう」
私はてっきり「きじつまえとうひょう」だと思っていたのですが。
どちらが正しいのでしょう。
tousan:私も市の選管の車で(きじつぜんとうひょう)と聞きました。さらに、今回でなく都知事選の時らしいブログが
東京都知事選期日「前」どどいつ。
それにしても、『まえ』か『ぜん』かの「禅」問答をする区民がそんなにいるんでしょうか。
(東京新聞3月31日夕刊から抜粋)何て読む 困った論争 期日『前』
「ぜん」か「まえ」か-。東京都知事選の投票率向上に向け、都選挙管理委員会がタレントを起用し制作した啓発ビデオの活用を、足立区選挙管理委員会が取りやめた。原因は、たった一文字の漢字の読み方。「期日前(投票)」を、都選管のビデオは「きじつまえ」と読んでいるのに対し、総務省は「きじつぜん」を正式な読みとしているからだ。有権者にはどちらでもよさそうだが、総務省式で啓発活動をしてきた足立区選管は「今さら変えては区民が混乱する」としており、都選管は困惑顔だ。
都選管は、都知事選の選挙啓発のイメージキャラクターにタレントの伊集院光さんと女優の香椎由宇さんを起用。二人が登場する啓発ポスターやビデオは、仕事や旅行で投票日に投票所へ行けない人のための期日前投票について重点的に説明しており、ビデオでは伊集院さんが「きじつまえ」と読んでいる。
これに難色を示したのが足立区選管。二十二日の知事選告示後に都選管から届いたビデオを見て「まえ」と読んでいるのを知った。区選管は二十七日から投票前日まで、JRや地下鉄が通る区内の交通の要衝、北千住駅前の大型ビジョンで、この啓発ビデオを一日五回程度上映する予定だったが、見送った。
同区は来月八日に知事選と都議補選があり、その後は区議選も控えている。「投票率向上になるならどちらでも構わないが、この忙しい時期に、区民の問い合わせに対し『まえ』か『ぜん』かの禅問答をしたくない。今回は『きじつぜん』で通す」と区選管事務局長。
tousan:有力な情報がありました。
ちょっと前まで選管担当してました。
平成15年度に法改正で「期日前投票制度」が登場したときあちこちで読み方について市町村選管から疑義があったので総務省に照会したことがあります。
説明によると、
法的には選挙用語として「きじつぜん」が正しい。ただ、NHKが国民にわかりやすい表現として「きじつまえ」と読み出すと、民放各局も一斉に「きじつまえ」と横並びに読み始めた。
国としては、制度が国民に浸透すればどちらの読みで広報してもらってもかまわないのでこだわらない。とのことでした。
ただ、選管職員は「きじつぜん」と読んでくださいとだめ押しされました。
どうやら、法律的には(きじつぜんとうひょう)。
NHKなどのTV的には分かりやすい(きじつまえとうひょう)と言う事。
最後にお決まりの脱線
期日前選挙の一番初めの日の初めの投票人と当日選挙の一番初めの投票人には投票箱の中を確認してもらいます。
(早い話、投票箱に最初に投票する人に投票箱に投票用紙が既に入ったりしていないことを確認してもらいます)
その後、投票録という用紙に住所氏名を記入してもらいます。(後で選挙に疑義が生じた場合には証人になってもらいます)
これを零票確認と言います。
零票確認またはゼロ票確認(ぜろひょうかくにん)とは、投票箱に何も入っていないのを確認することである。
公職選挙法施行令(昭和25年4月20日政令第89号)第34条で定められている。
施錠されていない投票箱の中を、投票管理者の他に選挙人(投票者)にも見せて、何も入っていないことを確かめる。確認を済ませた後、投票箱を施錠する。確認に立ち会った選挙人は、その証明に投票録という書類に署名をする。 この手続きに立ち会える選挙人は、その投票所で一番初めに投票する人である。そのため、これを体験したいが為に朝早く起きて投票所の一番乗りを目指す有権者も少なくない。
参考:公職選挙法施行令第34条
投票管理者は、選挙人が投票をする前に、投票所内にいる選挙人の面前で投票箱を開き、その中に何も入っていないことを示さなければならない。
今日はこれでおしまいです。