11月8日 20時半頃
虹の橋を渡りました
享年12才と8日
シエラを心配して下さった皆様、ありがとうございました、
今まで応援してして下さった皆様、ありがとうございました、
感謝の言葉もございません、、
ご報告が遅くなってしまったこと、心よりお詫び申し上げます、、
皆様、皆コギ様の楽しんだコギオフの直後でしたので、控えさせていただきました、
シエ君の生前に皆様に会っていただけたこと、
会わせてあげられたことのほうが大切だと感じておりました、、
【 第6回!全国?みんカラコーギー大好き。オフ会 】
浜名湖でのコギオフの帰り道の東名、
シエ君の呼吸も早く、身体が熱を持って暑つそうな様子だったので、
日本坂PAで休憩することにしました、
この日一日、11月なのに馬鹿みたいな暑さがシエ君にはキツかったようです、、
無理してコギオフに参加するという選択が間違いだったのか、
もし、この旅行でシエ君の寿命が縮んでしまったとしても、
もしものことがあったとしても、
それでも、それを覚悟して行くことにしたのだから、、と、
この時点になって、ルー家が選んだ選択肢を再確認いたしました、
と、言うのも
この1週間、明らかに体調が悪化している様子でございました、
舌も白く、吐き気も出てきて、
今までは出さなかったような「うーうー・・・」という小さな声を出すようになっていました、
ルーにゃんのときも同じような声を出すようになっていたことを考えると、
あと1週間持つかどうか? そんなふうに感じておりました、
だからこそ、
意を決してコギオフに参加することに致しました、
出掛けることが大好きだったシエ君、
コギオフでもキラキラした目で本当に嬉しそうに楽しそうにしていました、
そんなシエ君に会ってくれた方々は、まだまだ大丈夫と思ったことだと思います、
この報告に驚かれていることと思います、
もう、みんなにも会ってもらえたんだから、あとは帰るだけなんだから、、
この先は何があっても覚悟を決めることに、
それでもこのときは、まさか本当にそうなるなんて夢にも思っていませんでした、
氷で身体を冷やしたりして、30分くらい休ませていると、呼吸も安定して少し楽になった様子でした、
日本坂PAから、この先休憩せずに一気に家まで帰ることに、
高速を降りて途中の山道、
シエ君には辛いらしく「うーうー・・・」と文句を言ってましたが、
クネクネ道が終わると、落ち着いた様子で、
そのまま家に着きました、
シャモちゃんには悪いけど、
先にシエ君だけを部屋まで連れて行って、酸素濃縮器で吸引させようと、
嫁がシエラを抱え、
僕が酸素濃縮器を持って、玄関までの階段を上がりました、
玄関に辿り着いたとき
突然、シエ君の体の力が抜けたそうです
部屋に運び込んで、心臓マッサージと酸素吸引
・ ・ ・ 静かに心臓の鼓動が止まってしまいました
家に帰ってきて安心してしまったのかもしれません、
それよりも、
最期の最期に頑張ったのでしょうね、
本当は、もうとっくにシエ君の身体が限界だったんだと思います、
家に着くまでなんとか生きていようと頑張ってくれたのだと、
コギオフでは頑張ってカッコつけて楽しそうな姿を見せて、
最期にもカッコつけて逝ってしまいました、
日本坂でのルー家の覚悟を聞いていたのでしょう、
それ以前から、そのことを悟っていたのかもしれません、
もし、この旅行の道中で自分が苦しそうにしていたら、、逝ってしまったら、、
無理を承知で出掛ける選択をした僕等が後悔することになる、
なんとしてでも家まで生きて帰りたいと頑張ってくれたのだと思います、
コギオフにシエ君を連れて行きたいという僕等の夢を叶えてくれました、
それまで頑張って生きて、役目を果たせて、思い残すことも無くなったのかも、
シエ君は頑張らなくて良かったのに、
僕等が頑張るから、シエ君は頑張るなと言っておいたのに、
飼い主にまでカッコつけて、、大馬鹿野郎です、
苦しむ姿は見たくないし、苦しむ前に楽になってもらいたい、
と、口ではそう言っていた反面、
どんなみじめな姿になってでも、一緒に居て欲しい、
僕等の前から居なくならないで欲しいと思ってしまいます、
こんなに呆気無く逝ってしまうなんて、
最期を迎える直前は、身動きとれなくなって、何にも食べれなくなって、
ゼーゼーいいながら、激しくのた打ち回って・・・ なんて想像をしていました、
死に際に激しく苦しんで、安楽死という飼い主にとって残酷な選択を迫ることも無く、
僕等が後悔することも最小限になる条件を選んで、
これからするであろう苦労もすべて無駄にして、
不適切な表現かもしれませんが、
シエ君にとっては、最高にカッコいい死様だったのかもしれません、
シエ君が部屋に着いたとき、
日中あんなに暑かったのが嘘のように、
夜は寒くなりました、
シエ君が亡骸なるのを準備していたかのようでした、、
組織球性肉腫という悪性の癌で腎臓も悪かったシエ君、
誤診されたあげく、診断されたのは8月頭ですが、
初期症状が出たのが5月の終わりと考えると、
5ヶ月は持ってくれました、
ほんの少しの体調変化でも病院に行っていたんですけどね、
運悪く、癌を見つけることができませんでした、
この癌、症状が出るときには既に遅く、、
早くて数日、治療をしても6ヶ月持てば良いそうです、
いつ逝ってしまってもおかしく無い病状でございました、
覚悟はしていたんですけどね、
ルーにゃんのときのように突然では無い分、半分ホっとしていますが、
でもやっぱり、悲しくて寂しくてしかたありません、
なんかポッカリしてしまってます、
日常生活の大半がシエ君の介護のために消費していましたから、
散歩やら食事の準備やらトイレの時間やら、
そのタイミングになると、頭では理解していても体が反応してしまいます、、
2匹で窮屈そうにみえた寝場所も部屋も、
シャモニーひとりだと、閑散としてしまっています、
そう感じているのは、
僕等夫婦よりも、シャモニーのほうかもしれません、
シャモちゃんを残して、先に逝ってしまいました、
お腹の中からずっと一緒だったふたり、
ふたりはどこかで繋がっているように感じる行動をすることがよくありました、
それは人間の英知の及ばない世界なのかもしれません、
シャモニーにとっては自分の半分を失ったようなものです、
シエラよりも分離不安の強いシャモニー、
シエ君がいたからこそ、自分が前に前にと出しゃばっていたけど、
ひとりになってしまって、どうなることか心配でなりません、
シエ&シャモがルー家来た経緯を少し、
結婚したときに、
コギを飼いたいね、飼うなら尻尾付きが良いね、
なんて話をしておりました、
しかしながら、
その年、ひょんことからルーにゃんがルー家にやって来ました、
コギ計画はしばらく延期になっておりました、
その3年後、
地元のホームセンターのペットショップで、3匹のきょうだいパピコギと出会いました、
そのうち2匹は男の子で尻尾付き、もう1匹は女の子で尻尾無し
当初の金額は12.8諭吉
一番見た目の良い、男の子が居なくなりました、
絵に書いたような配色も綺麗な子でした、、
それに比べて、
もう1匹の男の子はバイアイで眼付も悪く、イジけたようにブスっとして動かない、
女の子は元気で、顔は可愛いかったんですけどね、
女の子だからか、配色のせいか、売れ残っていました、、
それから、気になって気になって、ことある度に見に行っていましたが、
残りの2匹はなかなか飼い主が見つからない様子、
12.8→10.8→8.8→6.8→
生後6ヶ月を迎える頃には、4.8諭吉に、
ルーにゃんだけも大変なのに、
まだまだコギを飼えないなと思っておりましたが、
なんとなく、運命みたいなのを感じてしまっていたんですよね、
シエ君のイジけた様な処世術を知らない不器用さも、びっこな眼も、
まるで自分を見ているようでした、生まれ変わった自分自身か?
思い切って2匹を引き取ることにしました
2匹抱き合わせで8諭吉で、、
どちらか1匹なんて選べません、
選ばなかったほうの子が、どうなってしまうのか、いつまでたっても、それが頭を離れることが無い、
それならば、2匹とも引き取ってしまえば良い、と
留守番させるにも1匹じゃ寂しいだろうしね、、
そして、シエ&シャモがルー家の家族になったのでした、
シエ君がいなければ、シャモニーもルー家に来ていなかったかもしれません、
シエ&シャモが家に来ていなければ、MINIにも乗っていなかったのかもしれません、
MINIに乗っていなければ、みんカラもやっていなかったもしれません、
こんなにたくさんの友達もできなったかもしれません、
ルー家に来て幸せだったのかな?
それはいつも考えてしまうことなんですよね、
愛玩動物の大半は飼い主を選べませんからね、
もっと幸せにしてくれる飼い主に出会えたかもしれないし、
でもね
シエ君に出会えて ウチの子になってくれて
僕等夫婦は たくさんの幸せをもらったよ
ありがとう 大好きな 大好きな 大好きな シエ君
ゆっくり休んで シャモニーを見守っていてね

2012/5/13
6歳以降の記録しかありませんが、みんカラには想い出がいっぱいです、、
写真を探しながら振り返ってみました、
ここに残した写真を全部貼り付けたいという気持ちを押さえながら抜粋、
こうして写真を振り返ると、
コギオフの日のシエ君の目には、もう虹の向こうが見えていたのかもしれません、
11月10日
シエ君の亡骸とお別れしてまいりました、
1月にルーにゃんを失ったばかりだというのに、
こんなに早く、シエ君まで居なくなってしまうなんて、
どうやって、この悲しみを乗り越えれば良いのでしょう?
ルナの残した物たちが山積みのまま、
またシエラの残した物たちに埋もれた生活を強いられるなんて、
振り向けば、まだ、そこに居そうな気がしてまりません、
シエラの声も、手触りも、重さも、匂いも、もう感じることが出来ない現実、
閑散としてしまった部屋、
シャモニーも、いつもと変わらないのかもしれませんが、
こんなに大人しかったのかと、
なんとなく、寂しそうに見えてしまいます、
いつかは通らなければならない飼い主の義務なんですけどね、
何度経験しても、この辛さには慣れそうもありません、
ルーにゃんやシエ君が最期まで強く生きたように、
僕等も見習わなくてはいけませんね、
分かってはいるんですけどね、
この1週間、何もやる気が起きませんでした、
介護優先で後回しにしていたことが山にようにあるのに、、
新しい生活のリズムに慣れるまで、もう少し時間が掛かりそうです、
虹の向こうでガウガウ大会してるのかな?