2011年12月28日
誰しも見たことのある光景だと思う。
車道に迷い込んでウロウロして、跳ねられそうになっている犬の姿…
猫や他の動物はさっさと車道を逃げ出していくのに、犬はどうしてああもウロウロし続けるのだろう。
いつもの道を職場へとコペを走らせる。
市境へのメインルートだから、朝の交通量はそれなりだし、スピードを出す車も多い。
そんな中央分離帯付きな対向車線にそいつは居た。
跳ねられそうになって急ブレーキ踏まれながらも尚ウロウロと迷っている。
茶色い短足
「何やってんだ!あのバカ!」
すぐにUターンを考えたが通勤時間な道路は車線変更し難く、次の信号を左折して向きをとる。
長い信号待ちにジレながら
「無事に道路外へ逃げただろうか?」
「跳ねられてしまっただろうか?」
「まだウロウロしてるんだろうか?」
考える。
犬が居た車線側ではプチ渋滞発生。
もしも最悪な結果になっていたとしても、道路脇には運んでやろうと覚悟してる間に信号→青。
どこに居るかと見渡す必要はなかった。
そいつはコペの真ん前をトコトコと歩いている。何の悪気も見えない呑気な顔に舌を出して(犬だから当たり前か)
コペを停めて、普段は歩く事のない道路の真ん中を犬に向かう。
気づいて目が合う。
逃げる素振りは無い。
腰を低くくして「おいで、おいで」と警戒心を払いながら近くと、難なく接近。
「やるしかない」
迷いはなかった。
捕獲!
当然暴れる。
左手を咬まれた。
が、ここで離したらコイツが跳ねられてしまう。
ダッシュでコペへ戻り、開け放していた運転席から車内へポイっと。
続いて乗り込もうとしたら、威嚇された(汗)
「いや、俺の車だって」
咬まれないように押し避けながら座る。
シフトに手を伸ばそうとすれば咬みつかんばかりに唸るのをバッグで助手席側に追いやって、何とかスタート。
その間には後続車にクラクション鳴らされ、横付けされて車内を見下ろされ。
助手席でバタつく犬を見たハズなその運転手は、事情を察してくれただろうか。
思い付いた行き先は交番。
ここから1キロもない所。
渋滞を背負って、シフトに手を伸ばすたびに咬まれそうになりながら向かう。
不意に窓が全開に。
「スイッチ踏んでるって!(汗)」
ツッコんでも意味なく、窓から落ちてはまずいから閉めて窓ロック。
まったく、慌てたぞ
交番にたどり着いて、コペを正面に突っ込ませる。
警察もいい迷惑だろうけど、よろしく頼むよ。

Posted at 2011/12/28 06:37:39 | |
トラックバック(0) | モブログ