
[写真] New Quon CZ/CF
人を想い、先を駆ける。
「運転性能」「燃費・環境性能」「安全性」「生産性」そして「稼働率」。
これらの要素をコンセプトに、トラックとしての実力を磨きあげたQuon。
除雪車ならではの厳しい条件下での作業を改めて検証し、機動性、操作性のほか、あらゆる機能や性能を大きく進化させています。
過酷な使用に耐え、日々の業務を確実に遂行できる高い除雪効率性を備えたQuonの除雪車。
その先進性に加えて、プロフェッショナルによる多彩なサービスを提供するバックアップ体制も充実させています。
Quonは、お客様のビジネスをさらに一歩先へと推し進めます。
〔諸元表〕
車軸配列 4x4; 6x6
車両総重量 16t; 22t
エンジン GH11
最高出力 257kW(360PS); 302kw(420PS)
最大トルク N/m(kg/m) 1750; 1900
トランスミッション 12MT; AMT
ブレーキタイプ
主ブレーキ:空気式 前後ドラム;補助ブレーキ:UDエクストラエンジンブレーキ(EEB)、可変容量ターボブレーキ
排ガス規制 平成28年排出ガス規制適合
主要用途 除雪車
Press release:「ゆきみらい2018 in 富山」に、大型トラック新型「クオン」総輪駆動除雪専用車を参考出展
2018.02.05
UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:村上吉弘)は、富山県富山市で開催される「ゆきみらい2018 in 富山」における「除雪機械展示・実演会」(2018年2月8日(木)、9日(金))に、平成28年排出ガス規制へ適合した新型「クオン」除雪専用車を参考出展します。UDトラックスは国内唯一の大型総輪駆動除雪車製造メーカーとして、これからも雪国での生活道路の確保や円滑な物流を支えます。
新型「クオン」総輪駆動除雪専用車の特徴
・ 人間工学に基づいて操作性・視認性を根本から見直した、新デザインのコックピットを採用
・ 4X4モデルには360ps、6X6モデルには420psの、それぞれ現行車比+10ps出力が向上した省燃費・パワフル・クリーンな「GH11」エンジンを搭載
・ トランスミッションには12段マニュアルを採用、6X6モデルでは6段トルクコンバーター付きオートマチックトランスミッションも選択可能
・ 全車に「UDインフォメーションサービス(UDIS)」を標準搭載。通信機能を使って車両を遠隔診断する「安心稼動サポート」を提供
・ 平成28年排出ガス規制へ適合
過酷な使用に耐え、日々の業務を確実に遂行できる高い除雪効率性を備えたUDトラックスの除雪専用車は、責任と誇りを持って除雪作業に従事するオペレーターの皆様から高い信頼を得ています。2017年の総輪駆動除雪車の販売台数(出荷ベース)は、約260台を数えています。
車両の先進性に加えて、プロフェッショナルによる多彩なサービスを提供するバックアップ体制も充実させています。UDトラックスは物流インフラの安定化を支えることで、これからも雪国の生活の安全に貢献する社会的責務を果たしていきます。
新型「クオン」総輪駆動除雪専用車は、2018年3月の販売開始を予定しています。
ゆきみらい2018 in 富山 「除雪機械展示・実演会」 概要
日 時:2018年2月8日(木)10:00~16:00、9日(金)9:00~15:00、入場無料
場 所:富山県五福公園
以上 UDトラックス より
2018年2月10日(土) 13時15分
日野のヘッドマークをつけたUDクオン?…ゆきみらい2018 in 富山で発見
「ゆきみらい2018」は、全国の積雪地の悩みである除雪に関するハード・ソフトの活用を考えるイベント。「ゆきみらい2018 in 富山」が8~9日、富山県富山市で開催された。主催は「ゆきみらい2018 in 富山」実行委員会。
関係者や自治体によるシンポジウムと除雪機械等の展示が行われる。今回の展示では、除雪車両メーカー、架装メーカー、トラック・重機メーカーなどがそれぞれの車両や機械を展示していた。
UDトラックスのブースでは、2017年に発表された新型『クオン』の除雪専用車のベース車両を見ることができた。この車両は、除雪車用に型式の申請をしているところで、次の冬までには十分出荷可能になるという(ブース担当者)。雪がふるまでには、必要な架装を施し、各地で稼働できる状態になるとのことだ。2017年12月から続く今回の大雪に間に合わなかったのは残念だが、今年の11月、12月には新型クオンの除雪車が見られるだろう。
展示ベース車両は「CZ 6×6」という6輪駆動のトラクターを利用する。「GH11」エンジンを搭載し最高出力は420PS。プラウという除雪用のブレードを取り付ける部分は、フレームを延長してをバンパーより前に突出したフロントメンバーがマウントとなる。展示車両はマウントに取り外したヘッドライトやグリルが取り付けられていた。プラウを取り付けるときは、このバンパー部分を取り外す。ヘッドライトやマーカーはウィングライト式にピラーにステーで後付けされる。
新型クオンは、カメラとミリ波レーダーを利用した衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールなども特徴だが、除雪用のプラウが取りつくため(ミリ波レーダーが付けられない)これらの機能はなくなる。
除雪車のラインナップとしては、他にも「CF 4×4」、「CW 6×4」のモデルも用意される予定だ。
まだ正式な発売前ということで、除雪車らしいブレードはついていないが、なぜか会場外には富山県が使っているクオンの除雪車が停めてあった。しかもUDトラックスのOEM供給ということで、ヘッドマークは日野自動車になっている。だが中身はクオンという珍しい車体だ。
重機メーカーでは日本キャタピラもブースを出していた。展示車両はモータグレーダ(12M3 AWD)とホイールローダー(907M)だった。モーターグレーダーは同社のグレードコントロール3D(i-Construction)に対応するモデルだ。施工図データがあれば、除雪も半自動化できる。除雪作業でも、ブレードなどの細かい制御は機械まかせで、ドライバーは運転に集中すればよくなるはずだ。
なお、12M3 AWDは、ジョイスティック式のコントローラでもともとプラウなどの操作もしやすい車両だ。
ホイールローダーには、除雪用のバケットが取り付けられていた。車両と一緒に展示されていたのは、「ブラクステール」というカメラ式の歩行者検知システム。カメラを使っているので、障害物ではなくカメラの視野に入った人間を検知するので、重機の後方や死角に取り付けて、周辺の作業車や歩行者を検知してくれる。自動ブレーキシステムとの連動も可能だ。
新型「クオン」は現代社会における輸送ソリューションに求められるすべてのニーズに…
《レスポンス・中尾真二》
≪くだめぎ?≫
排ガス規制「ポストポスト新長期」は除雪車にも適用になった。除雪車メーカー「UD」として「いすゞ」「日野」供給は継続されると思う。